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◆半開放コイルとは?
富士電子工業が開発した、既存全周を覆う一般的な丸コイルと違い、ワークの片側半分だけを覆うような形状の加熱コイルで、これを使用し、ワークを回転させながら焼入する仕様です。
この半開放コイルには、様々なメリットがあり、省スペース化、段取り減による生産性アップ、歪を出さず、均一な焼入れが可能になります。
また、協働ロボットによるハンドリングも容易となります。
この半開放コイルにより加熱と休止を繰り返すことでオーバーヒートを回避する優しい昇温が可能となります。
従来高周波焼入れに使用するコイル形状の多くは、同心円形であったが、
この形状では段付き軸に連続的な硬化層を形成するとき、最も強度が必要
な隅部の加熱が不足し、目標強度の硬化層が得られない問題あった。
この問題を解決すべく、富士電子工業では円周方向に誘導電流を生起させる手法から、軸
(縦)方向に電流を生起させる半開放コイルを用いてワークを回転させる方法に
転換することで、ワーク表面に沿ったユニフォームな焼入れを実現。
また、コイルを完全な半円以内とすることで、ワークの脱着を軸方向とは
直角側から行うことが可能となり、加熱工程と冷却工程が同時に行える、
シングルショット焼入れと呼ばれる生産性が高い焼入れ方法を確立。
同時に半開放コイルでの全体同時加熱は、加熱と冷却が隣接する丸形
コイルでの移動焼入れに比べ熱利用効率が高いため、約40%の電力で
処理が可能である。
また、コイルの反対方向に矯正ローラーを設置することでマルテンサイト
変態中も常時矯正が可能である。さらに、移動焼入時に見られるバーバーズ
マークの発生も皆無であり、高強度化等、長所の多い焼入れ方法である。
高精度な焼入れをご希望でしたら、是非富士電子工業にお問い合わせ下さい。
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・高周波焼入れ 半開放コイル 特徴まとめ
https://www.nc-net.or.jp/company/88995/product/detail/102255/
・半開放コイル実例① クランクシャフトの焼入れ用
https://www.nc-net.or.jp/company/88995/product/detail/49732/
・熱処理・焼入れの種類 用語集
https://www.nc-net.or.jp/company/88995/product/detail/88317/
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富士電子工業㈱ 営業部.
大阪府八尾市老原6-71
TEL:072-991-1361 FAX:072-991-1309
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・東京営業所
東京都港区浜松町1-12-14
03-5472-1361
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会社名 |
富士電子工業 株式会社 (ふじでんしこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 88995 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 八尾市 |
電話番号 | 072-991-1361 | FAX番号 | 072-991-1309 |
資本金 | 8,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 130人 | 担当者 | 能美 |
産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
主要取引先 |
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