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~第1回 「高周波焼入れ」って何だ?~
公益社団法人 大阪府工業協会発行の「商工振興」の
ものづくりワード Q&Aのページに
弊社顧問 巳之上潤二の記事が掲載されましたので、
ご紹介させて頂きます。
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「高周波焼入れ」とは、鉄鋼部分に施される熱処理の一種ですが、中でも
部品の一部分または表面から数ミリの表層のみを焼入れ硬化するので
表面硬化法とも言われます。
産業機械・工作機械・建機・自動車・船舶用の軸物・歯車類及び各種ベアリング等、
鉄鋼部品全般に広く利用される電力をエネルギー源とした熱処理法です。
加熱原理は料理用の電磁調理器と同じく電磁誘導電流により加熱ワークを
直接非接触で急速に加熱しますが、数kWの電磁調理器に比べ
工業的な熱処理に使用する電力は数100kWから1000kWを超える
大電力電源を用い、わずか数秒で部品表面のみを1000℃近くまで
加熱します。
焼入れは古くから刃物・刀剣等に用いられ、赤熱温度以上の一定温度に加熱
したのち水などの中で急冷却することで硬さが得られる方法で、焼入れの
結果硬くなり良く切れる刃物になります。
鉄鋼部品は硬くすれば同時にもろくなります。しかし、高周波焼入れでは表層
数ミリまで硬く強くし、内部は材料固有の柔軟性をそのまま活かすことが
出来るので、理想的な熱処理方法といえます。
また、表面を硬くすることで回転・擦れ合い摩耗にも強くなり、同時に焼入れを
施すことで引張強さも向上できるといった特徴があり、様々な用途の
ある工業部品の高強度化・軽量化・省エネ化には欠かせない熱処理です。
CO2排出量と安全性および耐久性が年々厳しくなる昨今の自動車において
重量物であるエンジン・変速駆動軸系・懸架装置・ステアリング等の重要
可動部品の多くには、従来品より軽く且つ強くとの相反する目的が達成
出来る高周波焼入れが必須で、重宝されています。
また、高周波焼入れ装置は他の燃焼熱処理法と違い生産現場も
好環境で、起動・停止も自在であり、他の加工機ラインに組込み
自動化することも容易です。
↓ ↓ ↓ 下記、関連ページやSNSリンクです。
富士電子工業の高周波誘導加熱装置 大阪本社 東京 名古屋
https://www.nc-net.or.jp/company/88995/product/detail/116961/
【加工事例】 焼なまし パーライト 高周波焼なまし 富士電子 .
https://www.nc-net.or.jp/company/88995/product/detail/113697/
「持続可能な未来に向けた技術革新 - 脱炭素と低フリクションギヤの進化」
https://www.nc-net.or.jp/company/88995/product/detail/113823/
高周波焼入れのIOT(可視化) FD-ioT(エフディオット)
https://www.nc-net.or.jp/company/88995/product/detail/199757/
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会社名 |
富士電子工業 株式会社 (ふじでんしこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 88995 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 八尾市 |
電話番号 | 072-991-1361 | FAX番号 | 072-991-1309 |
資本金 | 8,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 130人 | 担当者 | 能美 |
産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
主要取引先 |
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