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No.84690 軟質PVCと硬質PVCの二色押出成形品について

2012-08-09 21:25 投稿者: Hiro リンク:

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こんばんは。初めて投稿します。
弊社建具に使用しております、枠周りの気密材として
軟質PVCと硬質PVCの二色押出成形品を使用しております。
先日、取付けから一年程度経過した建具の下枠気密材が
切れているという不具合が発生し、現物を確認したところ、
丁度軟質と硬質の境目が剥離したような状態になっていました。
同一ロットの新品を引っ張ってみてもそのような状態は再現できませんので、
成形不良ではないかと思います。これまで多数取付けておりますが、
今回のような不具合が発生したのは初めてです。
屋外に面した開口部に取付ける為、紫外線による影響かとも考えましたが、
サンシャインウェザー試験による確認においても、
再現できませんでした。軟質部の色がグレーなので、
紫外線吸収剤を添加しています。また、滑り性向上目的で
シリコーンを含有させています。
試験確認の中で、ペリコートというシリコーン系の離型材を
塗布したもので、紫外線を照射したものは切れやすいという
結果はでていますが、今回のような剥離は再現できません。
原因の方が特定できず、対策に困っています。
何が原因でこのような状態になったのか、また、その対策など、
分かる方がおられましたら是非知恵を貸していただきたく思っております。
以上、よろしくお願いします。

No.84719 Re: Re: Re: 軟質PVCと硬質PVCの二色押出成形品について

2012-08-23 12:38 投稿者: Hiro リンク:

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> 勝手な想像を書きます。
>
> 品質管理部門としては、以下が気になります。
>  ・剥離していることで要求品質に支障があるのか?
>  ・簡易に正常品と交換できるのか?
> 製造部門としては、
>  ・成形時の条件フレは無いか?(温度、回転数<≒吐出量>など)
>  ・各配合比に問題はなかったか?
>  ・例えばダイ清掃直後の製品であり、清掃時の離型剤が押出し時
>   たっぷりと、界面に付着してしまっていないか?
> 購買部門としては、
>  ・レジンだけでなく、可塑剤他が本当に納入仕様通りの製品だったのか?
> 分析部門としては、
>  ・剥離界面に想定外の物質が存在していないか?
>  ・剥離解面は、正常部の剥離界面と同じか?
>
> よって、自社に原因があるという前提で確認するならば、確認すべき点は
> 多々ありますが、自分は分析が専門ゆえ、
>  ①界面に何かいないか?
>   ・まずは反射顕微IR
>   ・表面を溶剤で洗い流しその溶剤を蒸発乾固してIR
>    →IRの結果によりGC/MS、LC/MS、NMRなど
>   ・溶剤を使わなかった別部分をSEM-WDXなどで元素も見たい
>   ・定量は必要ないかもしれませんがAA、ICPも
>  ②剥離面の観察
>   ・SEMかな?SPMかな?AFMかも?判りませんが、なにしろ、表面を先ずは確認。
>
> 難しいですね。
>  
>

難解な質問への回答ありがとうございます。

ちなみに、剥離している事により要求品質に影響が出ます。
交換についてですが、比較的容易にできます。
(あくまでも消耗品ですので。)
その他については、その気密材自体を自社製造しているわけではなく
メーカーより仕入れている為、メーカー回答を信じるならば、
問題はないはずです。

現状ですが、不具合のあった現物を原料メーカーにて調査してもらった
結果、剥離したものとしていないもので微小ですが違いが出たとの
報告をいただいています。
現在はその検証中で近い内に結果が出てくるものかと思います。
求めているような結果が出てくればいいのですが。
といったところです。

No.84712 Re: Re: 軟質PVCと硬質PVCの二色押出成形品について

2012-08-19 23:58 投稿者: MMKMN リンク:

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> こんばんは。初めて投稿します。
> 弊社建具に使用しております、枠周りの気密材として
> 軟質PVCと硬質PVCの二色押出成形品を使用しております。
> 先日、取付けから一年程度経過した建具の下枠気密材が
> 切れているという不具合が発生し、現物を確認したところ、
> 丁度軟質と硬質の境目が剥離したような状態になっていました。
> 同一ロットの新品を引っ張ってみてもそのような状態は再現できませんので、
> 成形不良ではないかと思います。これまで多数取付けておりますが、
> 今回のような不具合が発生したのは初めてです。
> 屋外に面した開口部に取付ける為、紫外線による影響かとも考えましたが、
> サンシャインウェザー試験による確認においても、
> 再現できませんでした。軟質部の色がグレーなので、
> 紫外線吸収剤を添加しています。また、滑り性向上目的で
> シリコーンを含有させています。
> 試験確認の中で、ペリコートというシリコーン系の離型材を
> 塗布したもので、紫外線を照射したものは切れやすいという
> 結果はでていますが、今回のような剥離は再現できません。
> 原因の方が特定できず、対策に困っています。
> 何が原因でこのような状態になったのか、また、その対策など、
> 分かる方がおられましたら是非知恵を貸していただきたく思っております。
> 以上、よろしくお願いします。

勝手な想像を書きます。

品質管理部門としては、以下が気になります。
 ・剥離していることで要求品質に支障があるのか?
 ・簡易に正常品と交換できるのか?
製造部門としては、
 ・成形時の条件フレは無いか?(温度、回転数<≒吐出量>など)
 ・各配合比に問題はなかったか?
 ・例えばダイ清掃直後の製品であり、清掃時の離型剤が押出し時
  たっぷりと、界面に付着してしまっていないか?
購買部門としては、
 ・レジンだけでなく、可塑剤他が本当に納入仕様通りの製品だったのか?
分析部門としては、
 ・剥離界面に想定外の物質が存在していないか?
 ・剥離解面は、正常部の剥離界面と同じか?

よって、自社に原因があるという前提で確認するならば、確認すべき点は
多々ありますが、自分は分析が専門ゆえ、
 ①界面に何かいないか?
  ・まずは反射顕微IR
  ・表面を溶剤で洗い流しその溶剤を蒸発乾固してIR
   →IRの結果によりGC/MS、LC/MS、NMRなど
  ・溶剤を使わなかった別部分をSEM-WDXなどで元素も見たい
  ・定量は必要ないかもしれませんがAA、ICPも
 ②剥離面の観察
  ・SEMかな?SPMかな?AFMかも?判りませんが、なにしろ、表面を先ずは確認。

難しいですね。
 

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