No.31740 ユーザーインターフェース
2002-02-19 09:29 投稿者: 高梨 博義 リンク:
削除キー (?)
以前、インターネットのカタログでばねを探したことがありましたが、探しやすさがイマイチでした。 概略の寸法と荷重とで探したかったのですが、線径・外径と荷重との組合せをいくつかをピックアップし、それらの中からハンドで絞り込まなければなりませんでした。 絞り込み作業はまず、つぎの2つから始めることが多いでしょう。 1)荷重が最大荷重に近いこと 2)ばね定数が小さいこと そのあとで、さらに細かな条件を加えて絞り込んでいくのが一般的だと思います。 ここで気がつくことは、1) も 2) も コンピューターで処理できることです。 せっかくインターネットでばねを選んでもらうのなら、1) も 2) も 盛り込んだカタログ(ソフト)にして、ユーザーに負担を感じさせないものにすべきと考えます。 このことは、ばねのカタログに限らず、マイクロソフトの製品などにも言えていることですが、今一歩、ユーザーインターフェース(=お客様とのやりとり)の部分を丁寧にした物作りを心がけると、とてもいい電子カタログ(ソフトウェア)になると思います。 それに、この「ユーザーインターフェース設計」は「デザイン・電気設計・ソフト設計・機構設計」と並んで、これからは製品開発・設計の重要な要因になるでしょう。 ばねのカタログ作りに、「ユーザーインターフェース設計」といった視点を取り入れていくことも、ものづくりのひとつの楽しみかと考えます。
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