今までの広告・宣伝が失敗に終わった理由

「広告」 という仕事に携わって、かれこれ15年ほどが経ちました。

今では多くの人が知っているような某チェーン店のTV-CMのプロデュースをしたこともあれば、雑誌のモノクロページのしかも切れ端のようなスペースに、不眠不休で効果アップのための広告づくりを行ったこともありました。

中小企業をはじめ、大手企業各社の会社案内やホームページはすでに300社以上企画制作してきました。

わりと聞こえのよいこうした 「広告」 とか 「企画」 とかの仕事に、15年間も携わってこられたのは、その時々に出遭ったお客様(クライアント)企業への思いと、何が何でも効果を出してやろうという意気込みだけです。

一見しただけで 「これは全く 広告代の無駄 だ」 と思えるような大量の広告物が今の世の中にあふれています。

広告の無駄 は、お金の無駄ぐらいなら好きでやっておられるのだからまだしも、結果として紙の無駄、資源の無駄です。
環境のためにもすぐに止めていただきたいものです。

SP(セールスプロモーション)講座の体系が完成できたのは、この講座の前段にも書きましたが、私の 「広告制作」 および 「社員教育」 の経験からです。

これが実はとても希少なことなのです。

普通、 「広告制作」 に興味がある人種と、「社員教育」 に興味をもつ人種は全くと言って良いほど相容れない人たちなのです。

広告制作の人間は、何とか掴み取ったノウハウを自分だけのものに占有したいと思う典型的人間であり、社員教育の人間は、どちらかというと得てきたノウハウを人に教えたり伝えたりすることに意義を持つ人たちです。

斯く言う私もノウハウ独り占有型人間の典型でしたら、逆にいえば今まで広告の世界で突っ走ってこれたところもあろうものですが、社会人生活も10年ほど経って今まで得てきたものを人に伝えたり教えたりすることで、 人が成長する事実に並々ならぬ喜びを感じる出来事があったわけです。
(これを私自身 「改心」 と名づけています)

すいません。こんな独り善がりのことを話す前に、今回のテーマの 「キャッチ」 に入っていきましょう。

キャッチとは、 「 顧客に商品をPRしていく具体的な方法 」 のことを言い、先ほどから述べている 「広告」 もその一つですが、もちろん広告だけが商品をPRする具体術ではありません。

最大の具体的PR手法は、 「 営業 」 であります。
そして何より、「 商品 」 そのものもPR手法なのです。

このあたりで今までの流れを細かく理解していただいている方は、少し気付いていただいたと思います。

SP講座で伝えているのは、
徹底的に 「 ターゲット、ニーズ、期待 」 を考え尽くす ことで、
それに応える 「 プロモーション 」 を構築する ことなのですが、
別段それは広告を作るということではなく、
今までの営業のあり方 ( 営業マンの働きそのもの )、商品のあり方を、必ず売上を向上させるために抜本から見直すやり方 
を教えているのであり、もっと言えば、これを分かっていただけたら業績不振の中小製造業が再生することを保証 しようというものです。

今まで広告を打って、ろくな効果も出せなかった中小製造業の経営者の方々。
もう一度出された広告を見直してみてください。
きっとそれは以下のような点が欠如していることに気づいていただけると思います。

上記に思い当たりのある方は、もう一度前回までの講座内容をよく読んでください。

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