IT導入事例 その1

精密板金

イントラネットを構築し熟練技術者のノウハウを蓄積、生産性アップ

問題点

精密板金業を主要業務とするA社(千葉県 、従業者数50人)、は規模の大きさを求めず、質の拡充こそ基本としている。
しかし、バブル後は発注先も先細りして おり、さらに海外の競合の進出などもあり、業務の見直しに迫られていた。

解決策

ITキーワード【ナレッジマネジメント】=ノウハウの蓄積と共有
板金のプレスと曲げは熟練技術者のノウハウが必要とされていた 。しかし、イントラネットを構築しそのデータを蓄積、社員一人一人がいつでも蓄積された データにアクセスできる環境にした。
これによって、リピート発注時にはデー タを呼び出すだけで微妙な機械調整が短時間で行え、生産性が大幅に向上した。納期が短く、高品質を維持することで顧客の信頼を得て、海外の競合から仕事を奪えるほどになった。

IT活用のツボ「ナレッジマネジメント」

情報を蓄積して有効利用することができれば、高品質、低コストを同時に実現できる場合も少なくありません。情報を蓄積し共有することは、例えば社員の頭の中にある営業ノウハウや顧客からのクレーム情報などをデータベースに登録して共有するということです。
そして、蓄積されている情報を活用し経営に生かし、その結果をフィードバックすることが大切です。これが、企業として知識の質を向上させ創造的な仕事につなげ、その結果として、スピード経営や競争優位性の実現をめざす基盤づくりにつなげていくのです。

コスト評価初期投資★★★
開発費
運営費
売上アップ度 ★★
IT難易度 
システム概念図

配電線器材製造

Web-EDIの導入により、受注業務が大幅に効率化される

問題点

配電線器材製造を主たる業務としているR社は、電力会社を主要取引先としている。主要取引先とのやりとりは定型のものが多く、毎回、複写式の伝票を書きおこしては送付するなどの手間がかかっていた。
この度、取引先が2社増え、業務の効率化という観点からインターネットを利用した「Web-EDI」を導入することとなった。

解決策

ITキーワード【EDI】

EDIとは?

従来、品物や資材を発注するときには、発注先に電話をかけるか伝票に書いてそれを送っていた。最近は社内のパソコンからネットワークを介して、メール、ワード・エクセル文書、Webページ上などで発注するということが増えてきている。こういった商取引のことをEDI (Electronic Data Interchange:電子データ交換)という。

EDIのメリットは、企業間の受発注を、統一したフォーマットのデータでやり取りすることにある。
R社はWeb-EDI(Webページ上での受発注のやりとり)を導入し、従来であれば会社ごとにまちまちであった注文書などを統一できた。これにより伝票管理のわずらわしさから開放され、過去の伝票の検索などの業務が大幅に効率化された。また、Webページを利用することによって企業ごとに個別の受注システムを構築する必要がなくなり、コスト削減につながった。
EDIを導入している企業同士であれば、個別に受注システムを構築することなくオンラインで受発注業務を行うことができ、業務が大幅に効率化された。

IT活用のツボ

EDIの導入は、一般に業務コスト削減に力点を置かれることが多いのですが、一般的なWEBなどを使うことにより、フォーマットにとらわれることなく取引先と受発注のやりとりができるようになります。
その結果、取引先に制限を設けることがなくなるため、取引先が増える可能性があり、「儲かる」システムとも考えられます。

コスト評価初期投資
開発費
運営費
売上アップ度 ★★
IT難易度

金属加工

ホームページでの金属加工技術情報発信から商談獲得

問題点

金属加工業を営むH社(S県、従業者数5人)は、金属加工及び新素材加工を主とし、最近では新素材加工、新規開発品の試作の仕事が増えている。同社は自社工場を持たず協力工場を利用する一方、自社の技術・情報を生かし、設計や協力工場に対する技術的なコンサルティングを行っており、新しい仕事を作り上げる立場にある。
自社に新しい技術を持ちながら、十分な拡販活動が行えておらず商圏が狭いため、それを広げる必要があった。

解決策

ITキーワード【ホームページ】

同社はその技術力と情報力を生かし、ホームページにおいて極めて専門的で詳細な加工技術情報を写真入りで提供するようにした。また、ホームページが周知されるように、検索サイトへの登録など告知活動につとめた。
このホームページに対し、メーカーの設計担当者や大学等の研究者など様々な分野の人からアクセスがあり、商圏の拡大や情報源の拡大につながっている。6か月間にアクセス件数は約2万件を超え、そのうちの約3割が具体的に商談になっている。

IT活用のツボ 「ナレッジマネジメント」

インターネットは誰でも簡単にアクセスできるものです。ある特定の対象者に向けて、専門的な技術情報を公開することにより、集客成果をあげています。
2万件を超えるアクセス者に対して、積極的なコンタクトを取り続けていけば、さらに発展させることができます。

コスト評価初期投資
開発費
運営費
売上アップ度★★
IT難易度

ステンレス素材加工・販売

イントラネットを構築し熟練技術者のノウハウを蓄積、生産性アップ

問題点

精密板金業を主要業務とするA社(千葉県、従業者数50人)、は規模の大きさを求めず、質の拡充こそ基本としている。
しかし、バブル後は発注先も先細りしており、さらに海外の競合の進出などもあり、業務の見直しに迫られていた。

解決策

ITキーワード【ナレッジマネジメント】=ノウハウの蓄積と共有

板金のプレスと曲げは熟練技術者のノウハウが必要とされていた。しかし、イントラネットを構築しそのデータを蓄積、社員一人一人がいつでも蓄積された データにアクセスできる環境にした。
これによって、リピート発注時にはデータを呼び出すだけで微妙な機械調整が短時間で行え、生産性が大幅に向上した。納期が短く、高品質を維持することで顧客の信頼を得て、海外の競合から仕事を奪えるほどになった。

IT活用のツボ 「ナレッジマネジメント」

情報を蓄積して有効利用することができれば、高品質、低コストを同時に実現できる場合も少なくありません。情報を蓄積し共有することは、例えば社員の頭の中にある営業ノウハウや顧客からのクレーム情報などをデータベースに登録して共有するということです。
そして、蓄積されている情報を活用し経営に生かし、その結果をフィードバックすることが大切です。これが、企業として知識の質を向上させ創造的な仕事につなげ、その結果として、スピード経営や競争優位性の実現をめざす基盤づくりにつなげていくのです。

コスト評価初期投資★★★
開発費
運営費
売上アップ度 ★★
IT難易度

水産関連機械

出会うはずのない二つの企業を引き合わせた「インターネット」の効用

問題点

漁具、水産関連機械の製造・開発を行っているE社は、「海上流出油回収装置」を自社開発した。
この製品は、重油流出事故で油まみれ になっている鳥の姿をテレビで見た社長が、「自社のノウハウをなんとか行かせないものか」と考えて開発した製品である。同社は、今までにも、海洋環境について、さまざまな形で参加し続けてきている。
同社は、自社開発した「海上流出油回収装置」をどのような形で宣伝、販売していくかについて悩んでいた。

解決策

ITキーワード【ホームページ】

IT活用のツボ「ナレッジマネジメント」

インターネットのホームページは、他の広告媒体と比べると「露出期間が長く安価」という特長があります 。
また、「検索エンジン」に「環境」というキーワードで登録することにより、告知効果をあげることができます。
ホームページ上の「環境」というキーワードは、時間・空間をこえて二つの企業を結び付けたのです。

コスト評価初期投資
開発費
運営費
売上アップ度 ★★
IT難易度

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