特集:JIMTOF 2018

株式会社エステーリンク

日本品質を支える「バリ取りの窓口」 信頼を築き続けるメイド・イン・燕の技術

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同社のメタルエステは、作業者のスキルを問わず効率的に、誰でも一定の品質に仕上げることができ、「板金屋が追及した板金屋の為のバリ取り機」として、同業他社からも支持が厚い。今回のJIMTOFではメタルエステの他に、新機種のお披露目も予定しており、その意気込みを常務取締役・QMS管理責任者の齋藤隆範氏とメタルエステ事業部営業担当の石井知治氏に聞いた。

メタルエステがロボットと共演

今回のJIMTOFでは、メタルエステをはじめとするさまざまな設備の実演が予定されている。「ぜひ、自社のワークを持ってきてください。きっと性能に納得していただけると思います!」と、齋藤氏は語る。

会場で実演するバリ取り機は、おなじみのメタルエステ(最大ワーク幅1000mm)タイプではなく、一回り小さなメタルエステ600s(最大ワーク幅600mm)である。ブースサイズとの兼ね合いで600Sの展示となったということだが、小さいのかと残念に思うことはない。

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小さいサイズを開発することになった経緯を齋藤氏に聞くと、「バリ取り機は欲しいが、東京や大阪といった大都市は、置く場所はおろか、入り口すら入らないことも多い。なるべくコンパクトにしたいという要望があったから」だという。

しかし、小さいからといってパワーダウンしては意味がない。そこで、ワークの設置サイズを600に縮小しながらも、メタルエステの1000と同サイズの研磨ブラシを用いることができるようにした。つまり、研磨力は上位サイズのものと同等のパワーをもつのだ。

また、今回は同社ブースにて、株式会社ファナックのロボットとのコラボ実演も実現することになった。これを見たら、工場の省人化に向けたイメージが、またひとつ膨らむのではないだろうか。

新機種のお披露目も

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取材時はまだ開発中であったため、正式な製品名が決まっておらず写真もないのだが、新型のバリ取り機も発表されるという。カップブラシを用い、縦軸で圧力をかけることにより、よりアグレッシブなバリ取りが可能となる。加える圧力は自動制御で設定が可能なほか、横軸でブラシが回転するメタルエステに比べ、全体的な表面磨きも得意で、メタルエステとは違った仕上がりができるという。ぜひ、JIMTOF会場で実際に見て確かめてほしい。

もちろん、同社には同じようにカップブラシを使うメタルハンズや、局所的なバリ取りやパイプなどのバリ取りが得意なメタルタッチといった機種があり、これらも会期のあいだ同社ブースにて試すことができる。

テーブル集塵装置と3D定盤

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これまでもグラインダー使用時に発生する火花や粉塵を吸い取って処理するデスク型テーブル集塵装置を特注で作ってきたが、近年のニーズの高まりに支えられ標準化してリリースした。

同様の装置は、市場にも出回っているが、当社製品の特長は、まずサイクロンの特性を活かし、しっかりと火花をキャッチして消火するほか、特殊なカードリッジフィルタを搭載している点にある。

確かに、従来のように完全防備して作業を行えば、作業者の安全は守られる。しかし、作業現場の環境を改善することは、これから若い世代に来てもらい、技術継承をして行く上で大きな鍵を握るようになるだろう。

また、同社では溶接作業用3D定盤の輸入代理業も行っている。これは、自社で使ってみてよかったと思ったものなので、みなさんにもお勧めしている、溶接作業の便利なツールである。

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JIMTOFで『顧客満足度を高める』

同社の社員数は70名。ほとんどが技術職のため、JIMTOFは営業5名でむという。人数の限りがあるため、PRまず、その年に重点的に力を入れる展示会を決める。そして、展示会で何をするかは、常務の齋藤氏と営業の石井氏がコントロール役となり、営業メンバーが企画からディスプレイ装飾の決定、配布物の準備まですべての準備を行う。普段の業務と並行して準備を行うため大変ではあるが、現場の声をダイレクトに展示会の出展内容へと反映することができるため、営業メンバーも楽しんで展示会に参加しているそうだ。

 そして、同社の強みは、そうした営業メンバーが展示会会場で質の高いヒアリングを行うことができるため、見積や提案といった次のアクションにすぐ繋げることができる点にある。「展示会は、会期中は盛り上がるのですが、終わると冷めてしまいます。追いかけるのは大変です。こうした課題を乗り越えるためには、何をやるかを自覚した各メンバーが、チームワークを拠り所として、実働していくことが重要です。JIMTOFでも、みなさんにご満足いただけるように、質とスピードを重視したサービスを目指します!」と石井氏は意気込みを語る。

こうしたチームワークと機動力を築いた同社には、その中心に社員の誰もが暗唱できる「経営理念」があるという。齋藤氏はこれを「形骸化させず、次世代に残していきたい」という。それは、「我々は仕事を通し、社会人として、倫理観を学ぶと同時にお客様の最高の満足を自らの糧とし、常に市場を想像し楽しくより豊かな環境作りを使命とする」というものだ。ぜひJIMTOF会場で、同社の創意工夫と前進する勢いを実感してほしい。

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所在地

〒959-0113 新潟県燕市笈ケ島1365-1

TEL

0256-97-4846

担当者

齋藤 隆範

URL

https://www.st-link.co.jp/

エミダス会員番号

81545

 

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