注型品と金型品について。。。

Question

ものすごく初歩的な質問で申し訳ございませんが、
注型と金型についての違いをご指導頂きたいと思います。

また、注型品と金型品の見分け方は、どのようにして見分けるのでしょうか？

初歩的な質問では御座いますが、宜しくお願いいたします。

Accepted Answer

注型品はシリコンゴムの型に硬化する樹脂（主にウレタン系）を流し込んで固めたもの。
金型品は文字通り金型に（熱可塑性樹脂の場合）熱して流動性を与えた樹脂を押し込んで、冷えて固まったところで取り出したものと、大まかに説明することが出来ます。
着目点は、型が「やわらかい」か「硬い」ということと、注型は「元型（マスター）」が必要であることです。

（２）の方が書かれているように、金型品は変形しない金型から部品を取り出すためのいろいろな機能の「跡」が残されています。
抜き勾配、パーティングライン、ゲート、スライド型の境目などがあります。

注型品は元型（マスター）の複製です。
型がやわらかいので製品を取り出すのに型を変形させますので、わざわざ「金型から部品を取り出すための機能」をつける必要がありません。
機能の「跡」の有無を判断基準にすることは可能です。

ただし、注型品の元型（マスター）が金型品であることも考えられます。
注型品は明らかにそれとわかるものは良いのですが、コピーのものは注意が必要です。

Answer

注型品はゴム型等に樹脂を流し込んで作ります。
形状にもよりますが、先日作ってもらった業者さんは２５～２６個程度同じゴム型で作れるが、それ以上作ろうとすればゴム型が壊れちゃいますと言っておりました。　うちでは試作用の部品で使っております。　複雑な形状はゴム型がすぐ壊れちゃうので不向きですね。

金型品は量産が前提の部品です。
何万個、何十万個のレベルで作る部品が前提。
場合によってはそれより少ない場合も、多い場合もありますが‥。
金型代が高いので、数十個レベルでは使えません。
金型で作る部品は、製品の裏側（外観を重視しない面側）を見ていただくと押し出しピンの丸い跡がついている場合が多いですね。

Answer

注型（ちゅうけい）
流動性の中間体樹脂を型に流し込み、
外部から圧力をかけずに硬化剤を加えるか、
または加熱して硬化をさせる方法である。

金型（かながた）
金型とは、
与えられた形状の品物を作るために使用される成形用の道具である。

上記はいずれも特許庁特許電子図書館の標準技術集より抜粋。

私は「注型」と聞いたので樹脂製品を想像していますが、
カテゴリが鋳造鍛造になっていますので見当違いかもしれません。

注型品と金型品の違いと見分け方