金型にシリンダー機構を付けると製品に傷は付けにくいのか

ケース・バイ・ケースです。
シリンダが緩衝材のの役目をするような取り付け方／使用方法であれば、
そのシリンダがバネ（エアバネ）の役目を果たし、

金型にシリンダー機構を付けると製品に傷は付けにくくなりますか？
ＹＥＳとなります。

現状は金型から製品を人手ではずしているが、それをシリンダではずすようにしたい、という前提で回答させていただきます。

そうすると、人手とシリンダとの違いは下記のようになると思います。

１．丁寧さのばらつき
これは人によっても違いますし、同じ人でもその時々で変わります。
（あせっている時とか。ただ、習熟によってはシリンダよりよっぽどいいのですが）
その点、シリンダですとある程度再現性があるので一度速度などの条件を決めればよっぽど変わることはないでしょう。
ただ、下記には注意してください。
・機器および設定の維持管理（ホースも含みます）
・飛び出し現象（スティックスリップ）の排除
・（もし油圧なら）油温の管理 …油が温まってくると速度が速くなります

２．直線動作
人間は３次元的な動きですが、シリンダは直線動作です。
まっすぐ外したいのでしたら余計な動きのないシリンダの方が優れてます。
（人手だと変な動きをしてこすったりします）

３．汗、脂などの付着
製品の曇りの原因になります

お礼

2010/04/22 08:55

大変分かり易いご回答いただきまして、ありがとうございました。
なるほど、人間の方が単純に優れていると考えていましたが、
このような利点がシリンダにはあるのですね。

質問者