コイルの防水性について

何処までの防水性能を求めているかにより、封止材の選定、並びに引き出し線の材質が変わります。
　防滴程度であれば封止材は変成ポリエステル系樹脂のインサート成型で耐えられると思います。内部応力が少なく耐水性能あり。
　引き出し線は密閉性が重要ですので、シリコン系は望ましいですが皮膜が切れやすい為、あまりお勧めできません。耐久性は使用環境により詳細選定必要ですが合成ゴム系(エチレン、プロピレン）皮膜電線が良いでしょう。
　水がかかったり、結露するような環境で使用可能です。

お礼

2011/12/14 17:31

詳細のご説明大変有り難う御座います。
リード線の被覆に寄与する部分があること解りました。

質問者

耐湿は必要でも、コイルに防水性能までかという疑問も

普通はワックス含浸。
仕様が厳しい高圧、昔のＴＶ用のトランスなどはシリコーン樹脂などを流し込むポッティング。
いずれも流動性が高いものを流し込み、真空引きで気泡を追い出すことが必要です。

　　信越シリコーン・コイル含浸用ワニス
　　http://www.silicone.jp/j/products/type/resin/index.shtml
　　モメンティブ････旧東芝シリコーン・シリコーンゴム
　　http://silicones.momentive.jp/data_sheet/pds/Pdf/Jp/MPMtse3331.pdf　　

樹脂一体成形で貫通端子を作り、それをコイルを入れたケースと接着、、、なら一応防水になりますが、、、何に使うのやら、、、

＞リード線を樹脂のみなんとか密着させて

難しいのでしょうね。
貫通端子も、シリコーン系の封止剤を使うものが多い

お礼

2011/12/13 19:24

早速のご回答大変有り難う御座います。参考にします。
やはり、補材を使用しないとだめですかね。
リード線を樹脂のみなんとか密着させての防水効果を
狙いたいのですが…

ご回答有り難う御座います
産業機器への搭載コイルとなります。
補材で水の進入を食い止めることが通常ですかね

質問者