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旧JIS規格ねじリングゲージはISO規格のゲージと交換可能か?
2023/09/06 13:53
- 昔から使用している旧JIS規格のねじリングゲージをISO規格のゲージに交換する必要があるのか?
- 旧JIS規格のねじリングゲージは1997年に廃止され、ISO規格に統合されましたが、使用中のゲージを交換する必要があるのか疑問です。
- ねじリングゲージの使用にはISO規格のゲージが必要かどうかを教えていただけませんか?
旧JIS規格ねじリングゲージ
2015/09/30 09:56
トヨタ向けの部品を製造しているメーカーの者です。
製造している製品は昔から変わっておらず、また図面にもM10x1.0としか表記されていないおねじ(JIS或いはISOという指示もなく、等級も指示されていない)に対し、昔から同じ管理値で生産していて、昔からJISのねじリングゲージを使用しています。
しかし、JIS旧規格は1997年に廃止になり、ISOの規格と一緒になりました。生産上は規格よりも厳しい範囲で管理しているのでどちらの規格にも入っています。
この場合にねじリングゲージを使用するのはISOのゲージでなくてはならないのでしょうか?
M10x1.0の規格は旧JIS規格ですと有効径下限が9.210(めっき前2級)、外径下限が9.820(めっき前2級)、有効径上限が9.350(めっき後1級)、外径上限が10.000(めっき後1級)です。
これに対しISO規格では有効径下限が9.212(めっき前6g)、外径下限が9.794(めっき前6g)、有効径上限が9.350(めっき後4h)、外径上限が10.000(めっき後4h)です。
使用中の旧JIS規格のゲージは何十個もあり、旧JIS規格が廃止と言っても今までやってきたことを否定するのも変ですし、トヨタ図面にも特に等級なども記載されていないので必ずしも間違ったことをしているとも思えません。
客先から特に聞かれたりしているわけではないのですが、ゲージの校正の関係で品質監査の際に監査員から色々指摘され、具体的にはJISとISOでは校正方法も違うので、旧JIS規格のゲージは旧JISの規格に沿った校正方法でなくてはならないので、北米で外部ラボでは校正できない旨を主張するつもりですが、それ以前に、使用中の旧JIS規格のゲージ自体を使っていていいものなのか、監査員に色々調査されて再監査の際に揉めるのも厭なので、ねじ規格に詳しい方いらっしゃいましたら教えてください。
質問者が選んだベストアンサー
<客先との関係>
・図面に特に指示が無いので取引開始当初の旧JISに準拠している
との姿勢で問題ないと判断します
<ISO9001~社内管理>
・JISが改定される場合、移行措置期間が設けられ、その期間中に
必要に応じて対応を行ないます
本件、1997年の話ですので、当該期間は終了しています
・上記の客先との関係で、「本件、旧JISのまま運用している」との
方針継続でも問題はないと考えます
(ただしエビデンスを残した方が良いでしょう)
・海外を含めた部品供給を鑑みると、どこかで区切りをつけ、旧JIS
から新JISへ切り替えてゲージも一新した方が望ましいと思われます
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
>使用中の旧JIS規格のゲージ自体を使っていていいものなのか
いいです。しかし本件は規格うんぬんを超越。
殿様の態度がハッキリしたなら四の五の言わず従えば良し。しかし
>(JIS或いはISOという指示もなく、等級も指示されていない)
これすなわち『良きに計らえ』!!
老中、大目付は殿の真意如何と諸生党と劇派にわかれ収拾つかず、何年後に王政復古の大号令が下ると判ってたなら新撰組・池田屋騒動もなかった。。。
のように正解は無いと思う。
貴方のISOに一新したい意向は至極当然。しかしそれが通るか否やの力関係を渦中において掴んでおられるのも貴方です。
お礼
2015/10/02 01:35
回答有難うございます。
ひとまずは今後のことも踏まえゲージもISOの規格に合わせていくことで計画していこうと思います。
お礼
2015/10/02 01:17
回答有難うございます。
頂いた回答の内容を想定していましたが、特に現状流動しているものの管理についての考え方が正しいかどうかの裏づけとして他の方のアドバイスが欲しかったので助かりました。
将来的なことを考えるとISO式に変えていかなくては後々問題も出てくると思うので、変更は免れないと思いますが、何十個ものゲージを一度に変えるのも簡単ではないので、段階的に切替えていく方向で計画していこうと思います。