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変性PPO樹脂の接着方法について教えてください
2023/10/19 14:41
- 変性PPO樹脂の接着、溶着方法についてご教示ください。
- 水中で使用する変性PPO樹脂部品の接着方法をお教えください。
- 有機溶剤であるジクロルエタン接着からほかの接合方法に変えたいです。
変性PPO樹脂の溶着
2016/06/09 10:46
変性PPO樹脂の接着、溶着方法についてご教示ください。
従来から、水中で使用する変性PPO樹脂部品(ガラス10%入り)
に関して、有機溶剤であるジクロルエタン接着で接合を行っております。
部品は直径15mm程度のパイプ状で、取り回しの問題はありません。
形状的にはL字型の底封止パイプ状で、形状面およびに内部組込み
部品の組み込み手順上、一体成型は困難です。
ジクロルエタンは有害物質なので局所排気装置を設けています。
今まで、30年以上の実績で水漏れ等の不具合は
ありません。
昨今の環境問題、有害物質の使用禁止の流れにより
溶剤接着に替わる接合方法、超音波溶着等を検討しているのですが
おすすめの接合方法がありましたら、ご教示いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答 (3件中 1~3件目)
http://www.akchem.com/ETA30
ザイロン技術資料
現状の溶剤接着はこれ
10.5.3 溶剤接着(ドープセメント)
一体化するので強く、他物質が介在する接着では強度が及ばないと思いますが
10.5.2.3 推奨する接着剤
特殊変性ポリマー セメダイン工業 スーパーXNo.8008 耐熱性、耐湿性,耐候性,
耐薬品性に優れる。
が有力候補。同系統でホームセンタでよく見かけるのはこちら
ボンド ウルトラ多用途SU クリヤー
http://www.bond.co.jp/bond/special/su/
その他の手段
10.6.超音波溶着
10.7.超音波ステーキング
10.8.振動溶着
10.9.熱溶着
やはり安定性などで負けるのでは。
なので評価はすべきが時間を要し、それまでは法令に従い使い続けるのが現実的と思います。
規制の網から洩れていたジクロルプロパンがまったく酷いことになり、慌てて規管理濃度1ppmと規定され、ジクロルエタンも 10ppm に厳しくなった。
厚労省・特定化学物質障害予防規則等を改正
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000059074.pdf
健診、環境測定、など労働基監督署にご指導を仰ぎ万全を期す。
目標は余程敏感なヒトでも気にならない1ppm以下。
置換え手段の評価については県工業試験場に、この対策と明言し相談すれば優先的に取上げてくれると思います。
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変性PPO樹脂ってエンドユーザーはあまり扱わない樹脂みたいですね。
調べて見たかぎりでは接着剤接合に有効な接着剤はあまり見当たらず
ガラスが多い場合にはエポキシ樹脂接合が何とか使えるくらいでしょうか
樹脂メーカーに直接尋ねられるのが一番の正解なのかも知れません。
超音波溶着が最適かもとは思いますが
やはり長尺パイプとかだとこういう接合方法しかないのかな
http://astamuse.com/ja/drawing/JP/2006/212/693/A/000003.png
http://astamuse.com/ja/drawing/JP/2010/208/197/A/000010.png
パイプ内面に段差ができてあまり美しくないですね。
本当ならパイプ同士を逆方向にねじり振動させて
付き当て部分をそのまま溶着とかしたいところだけど
そういう超音波溶着装置って見つかりませんねえw
そうですね、ねじ止め若しくはピン止めで仮止めと強度保管をして、超音波溶着等の
溶着ですかね。(溶着が確実なら、水漏れもねじやピンからなくなる施工方法で)