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TIGパイプ付き合わせ溶接の曲らない方法と一般的な手順
2023/10/19 13:44
- sus304 t1.2x38mm のパイプ(ストレートとエルボ、切口90°)のピースを付き合わせで加棒tig溶接(バックシールド)を行い組立てます。完成品の両端は可能な限り任意の位置からズレないようにしたいです。
- 現在は角度を出しながら点付けのみで長さ500mm程まで繋ぎ合わせました。溶接はパイプ全周溶接で10箇所です。ポジショナーはありません。
- 点付けで形を完成させた後、本付けするか、ピースを一つずつ全周溶接をして歪みを考慮しながら角度を決めて進めていくかが疑問です。
【TIG】パイプ付き合わせ溶接時に曲らないための…
2016/10/24 23:15
【TIG】パイプ付き合わせ溶接時に曲らないための手順
皆さんお世話になります。
sus304 t1.2x38mm のパイプ(ストレートとエルボ、切口90°)のピースを付き合わせで加棒tig溶接(バックシールド)を行い組立てます。形はバイクのマフラーのようなイメージです。
現在は角度を出しながら点付けのみで長さ500mm程まで繋ぎ合わせました。完成の約5分1の程でしょうか。
溶接はパイプ全周溶接で10箇所です。
ポジショナーはありません。
ここに来て疑問に思ったので質問させて頂きます。
点付けで形を完成させた後本付けなのか、ピースを一つづつ全周溶接をして歪みを考慮しながら角度を決めて進めていくかという事です。
完成品の両端は可能な限り任意の位置からズレないようにしたいです。
このような繊細な作業は慣れていないため悩んでおります。ケースバイケースでやり方は複数ありそうですが、一般的な手順としてはどのようになるでしょうか。
回答 (3件中 1~3件目)
ノウハウがないと無理だと思います。
溶接配管の冶具を製作の時は、全周溶接時の開始方向も決めて設計します。
そして、寸法通りに成らぬ時は、見込み(冶具がX-Yでのスライド)を入れて冶具設計します。
それでも溶接ができるように、懐も充分に取り回転できる冶具設計をします。
ノウハウは、製造から上がってきたものをまとめ、ドキュメント化し使用しています。
冶具の組立図ができた時点で、製造を交えてデザインレビューをして修正後に製作します。
見込みの角度振りは可能でしょうかね。
曲がるのであれば、溶接前に逆に曲げてセットができる冶具にて溶接し、冶具から外すと完成。
それが、見込みを入れた溶接方法です。
冶具は、ミスミの半割りシャフトホルダを使用したり、
半割りシャフトホルダの下部又はV溝受け具+トグルクランプを使用したり、
にて、(量産でなければ)わりと簡単にできますよ。
冶具を作り、一回一回反りと見込みを繰り返し、チューニングしていくことが(もこみち)早道です。
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いつも言うように
量産か
単品か
書けと
単品なら点付けして うにょ と まっすぐにして溶接
量産なら治具のほうを歪み分を見込んで溶接
私は設計なので詳しいアドバイスは残念ながらできないのだが、歪のない溶接
などは存在しません。だから溶接前に入念な下準備として変形を拘束する部材
を取付けるなどの工夫は欠かせません。それくらいしか方法も無いだろうと思う
溶接後に変形を矯正することも在りますが小さな部品ほど難しくなるでしょう。
先の拘束部材もケチってはいけません。熱応力というのは想像以上に大きい。
ここらがノウハウなんだろう。炭素鋼であれば溶接後に熱を加えて矯正も可能
だがステンレスSUS304だと防錆の点からも冷間で曲がりを取らなければならない
溶接手順についても工夫を要します。極力同じ箇所での溶接は避けるべきだし、
一般的には対角位置の溶接を手間は掛かるのだがやることで効果があるときも
あれば余り変わらないこともあります。セオリーはなく正にケースバイケースだ