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プリント基板の反り・ねじれについて
2023/10/19 13:41
- プリント基板の反り・ねじれについて質問です。450mmx320mm程度、厚さ1.6mm4層FR4基板の実装をしたいと考えています。JIS B8461 電子部品実装ロボット-インタフェースを見ると、プリント配線板に要求される条件として、反り許容値は50mm当たり0.2mm以下で上反り,下反り共に1mm以下となっています。しかし、プリント基板メーカの仕様書を見ると、基板の長手方向長さをLとしたとき、L>300mmだと L x 1~1.5%となっている所が殆どで、JIS規格の要求を満たしていません。
- このようなサイズの基板は世の中にたくさんあると思いますが、実際のところはどのような状況なのでしょうか?反りの大きい基板でも実装可能なのでしょうか?また、基板屋さんの実力として反りは1mm以下と言えるのでしょうか?
プリント基板の反り・ねじれについて
2016/11/09 11:06
450mmx320mm程度、厚さ1.6mm4層FR4基板の実装をしたいと考えています。
JIS B8461 電子部品実装ロボット-インタフェースを見ると
プリント配線板に要求される条件として、反り許容値は
50mm当たり0.2mm以下で上反り,下反り共に1mm以下
となっています。
とことが、プリント基板メーカの仕様書を見ると
基板の長手方向長さをLとしたとき、L>300mmだと
L x 1~1.5%
となっている所が殆どで、JIS規格の要求を満たしていません。
これくらいのサイズの基板は世の中にたくさんあると思いますが
実際のところは
・反りの大きい基板でも実装できる
・基板屋さんの実力としては反りは1mm以下
のどちらなんでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
JIS C5013 片面及び両面プリント配線板
表29 特性及び試験方法
18 平たん度(反り及びねじれ)
長辺の長さ 100mm までごとに,次の値を満足すること。
クラス? ? ?
反り 1.5 1.0 0.7
ねじれ 2.0 1.5 1.0
JIS C5014 多層プリント配線板
表37 特性及び試験方法
18 平たん度(反り及びねじれ)
も同じ。
ロボットは贅沢を言い、梅ではダメで松でも不足?
ナマ基板は参考ていど
JIS C6484 プリント配線板用銅張積層板-耐燃性ガラス布基材エポキシ樹脂
表5 反り及びねじれ
公称厚さ1.7を超え3.2以下 許容値 両面銅張 0.3%以下
技術背景が異なるから、規格間で矛盾しても不思議ではないです。
パナソニック・マウンター
https://www.panasonic.com/jp/company/pfsc/pdf/technology/200711D.pdf
図4基板そり計測と部品装着高さ補正
0.6ぐらいの反りを補正
そうだと思います。
実際がどうかは承知しませんが、反り曲がりを殆ど吸収できる保持方法も考えられます。
JIS規格としては、そのような詳細にまで立ち入れない背景があると思います。
ラットコーポレーション 基板の矯正と反り測定用検査機
https://premium.ipros.jp/rat-corporation/product/detail/2000267326/
フジマシナリー 反り矯正機
http://fujimachinery.com/jp/product10.php
恒久的に直せる? 暫くすると幾分かは戻りそうな気も。。。
後者はJPCA、インターネプコン、にも出品しておらず、ローカルな設備なのでは。
ピーシーデザイン設計事務所 社内マニュアル?
http://www.1.zaq.jp/pcdesign/manyual/5.kiban-zairyo.pdf
P.20 自動機対応の製作仕様:受入れ検査時の反り min±1.2mm
妥当な数値と思われ、回答(3)説と併せ、現場的な装置と思います。
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その他の回答 (4件中 1~4件目)
で、貴社当該の出荷基準は?若しくは納品客先の当該の受け入れ基準は?
それも含めて、貴社受け入れ時に貴社実装後の反りも含めて矯正するや、
同じ矯正機で貴社受け入れ時金型と貴社実装後の金型と段取り替えで行なうや、同じ金型で
行なえるようにや、貴社全工程での確認の後に設備投資の仕様決定が必要です。
基準が明確であれば、後工程であるお客様での受け入れ検査後、矯正しキャッチアップします。
与太話になっちゃいますが…
物にもよりますけど、うちは枚数も少ない?ので人力で曲げてました。
えいえいってw
品質への影響… そんなに五月蠅い基板じゃなかったかな
こんばんは。
そうです人力でえいえいって。
でも完全には平になりませんし、じゃどこまでを良品というか、使えるものとする?って聞いても、まあ誰もわからないと。
ま、出来上がりでな?んとなく? 判断するしかないですねぇ。
そうそう!
マウンター以前に印刷機でひっかかってぶっとんだ時もあったような。
ホラーですかね、そこまでいけば。
メタル裂けたんだっけ?(笑)
補足
2016/11/10 15:18
反っている基板を、人力でまっすぐにしてから実装したということでしょうか?
基板屋さんの基板は、そのままではマウンターにかからないということ?
反りのある基板は平に矯正して実装するです。
反りにも大域的な反りと局所的な凸凹があり
反りは定盤上で固定することにより問題なく補正できます
というか穴あけやメッキ過程でも反りますし保管でも変わる
プリプラグ使う多層基板でもダメだったことは無いです。
ちゃんとしたメーカーなら実装機で困ることはないはずですし
殆どの場合には困るのははずれロットによる異物頻度でした。
お礼
2016/11/09 12:23
回答ありがとうございます。
矯正のためには、高温をかけられるプレス設備が必要と思いますが。
実装会社で矯正するということでしょうか?
現在考えている実装会社にはそういった設備はありません。
また、矯正することで反りは1mm以下にできるでしょうか?
お礼
2016/11/10 09:58
回答ありがとうございます。
規格間で矛盾していることは理解しました。
YAMAHAのマウンターの場合、上反りの許容値は0.5mmだそうです。
私は、基板屋さんに基板を発注し、実装屋さんに実装依頼をする立場ですが
「反りの大きいのはどうしようもないので、マウンターの許容値の十倍以上の
反りのある基板でも何とか工夫して実装してください」と実装屋さんに
お願いするしかないということになるでしょうか?
岩魚内 様
いろいろくわしく教えていただき助かります。
ピーシーデザイン設計事務所の資料は、見た記憶はあるのですが
具体的な数値が記載されていることには気がつきませんでした。
基板屋さんの仕様と、実装機の要求があまりにもかけ離れていたため
落とし所となる数値が見当もつかなかったのですが、これをもとに
基板屋さんに対しては、反り1.5~2.5mm以下で納品頂くよう
実装屋さんには、2.5mm程度までの反りは工夫して実装して頂くよう
調整したいと思います。
ありがとうございました。