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マグネットスイッチのW相焼けの原因と対策について
2023/09/06 16:59
- AC200V三相三線式の汎用モーターを使用している際に、半年に1回の頻度でマグネットスイッチのW相の可動子が焼け落ちる現象が発生しています。モーターやケーブルには損傷がなく、マグネットスイッチのみ損傷します。毎回W相ばかり焼け落ちる要因を知りたいです。
- モーターの使用用途は、油圧プレスの作動油タンク内の油が設定温度以上になった時にオイルクーラーを循環するための動力を提供することです。マグネットスイッチの型式や電流値、部品交換履歴なども含めて情報を提供します。
- マグネットスイッチのW相焼けの原因については、コイル電圧の立ち上がりが遅い可能性があるとされています。試しにコイル用無接点リレーを有接点リレーに変更する可能性もあります。
マグネットスイッチのW相焼け
2016/12/23 19:44
質問させてください。
AC200V三相三線式の汎用モーター定格15アンペアを使用しています。
現象として半年に1回の頻度でマグネットスイッチのW相の可動子が焼け落ちる現象が発生を繰り返しています。(毎回W相です)
AC100Vコイルで動くマグネットスイッチで、100Vのドロップは無く、97Vとなっています。
漏電、極間抵抗は共に正常です。
モーター、ケーブルには損傷無く、マグネットスイッチのみ損傷します。
毎回W相ばかり焼け落ちる要因を知りたいです。
よろしくお願いいたします。
情報不足だった為、追記します。
モーターの使用用途は、油圧プレスの作動油タンク内の油が設定温度以上となった時に
油がオイルクーラーを循環する時に起動する、モーターとポンプになります。
モーター型式:IKH3 3.7kw 4P(東芝製)
※W相焼け不具合発生しだしてから交換済です。
マグネットスイッチ型式:S-N35(コイルAC100V)
※W相焼け不具合発生しだしてからマグネットからモーター間の動力ケーブルとコイル用トランスは交換済です。
電流値:マグネットスイッチ二次側のUVWそれぞれの電流値は約13A(クランプメーターにて)
よろしくお願いいたします。
追記します。
すみません、W相焼損時にV相も焼損していることもあったみたいです。
U相は異常無しです。
異常発見方法は、設備稼働中にサーマルトリップ(過負荷検出)し
可動子が焼損して単相運転となっていました。
部品交換履歴です。
2014/11/12
焼損でマグネットスイッチ交換
2014/12/21
再発にてモーターとマグネットスイッチ交換
2015/4/10
再発にて動力ケーブルとマグネットスイッチ交換
2015/5/31
再発にて、シーケンサの出力番地変更、コイル電源用無接点リレー交換、トランス交換、マグネットスイッチ交換
2016/2/12
再発にて、マグネットスイッチの接点のみ全交換
2016/2/19
再発にて、マグネットスイッチとサーマル交換
2016/12/14
再発にてマグネットスイッチ交換
モーターの線間抵抗0.6オーム
絶縁抵抗2Mオーム以上
2016/12/15
再発にてマグネットスイッチとコイル用無接点リレー交換
電気に詳しい人にデータロガーで電圧見てもらったら、起動時に
コイル電圧の立ち上がりが遅いかもしれないとのことで、効果は不明ですが
試しにコイル用無接点リレーを有接点リレーに変更しようかと考えています。
質問者が選んだベストアンサー
運転中にコンタクタ下で三相の電流値を測定したことは有りますか。
クランプでの測定で構いません。
各相の電流値に大きなばらつきはありませんでしょうか。
ケーブルの取付部や端子台のネジの緩みはありませんか。
ケーブルの屈曲部等での断線(完全断線ではなく減線状態)はありませんか。
コンタクタ下(厳密にはサーマル下か)以降で電動機以外に分岐給電等していますか。
コイル励磁用100V操作電源は当該RS相(UV相)からトランスを介して取っているのですか。
回転方向は変えないようにケーブル接続を入れ替えて運用してもW相が焼損しますか。
それとも以前のW相が接続されていたモータ給電相が焼損しますか。
(左からUVWと呼ぶとしての考えであり、検相器で確認する正規相の考え方ではありません)
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その他の回答 (13件中 1~5件目)
2006年の物の様ですが5項に接点関係の記載があります。
私が学んだ頃は写真がなかったと思いますが文章は同じだと思います。
読み返すと私の文章も間違っていました/申し訳ない。
http://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/fa/document/catalog/lvsw/ib064406/64406m.pdf
異常が多発し始めた頃に導入/交換した電気機器はありますか。
保全履歴から見ればトップランナー導入(昔から使っていたなら除外)による電材に厳しい側への変更が見られます。
インバータや温調の新設/交換はありませんか。
季節要因は有りますか。
弊社であればある時期に毎年温調計のハンチングトラブル頻度が高まります。
インバータノイズが補償導線に乗るためと考えています。
自動運転時のコンタクタ投入頻度が大きく変わるとは思いませんが、異常発生時期のみ稼働する大型設備があり工場内の電圧が一定程度下がる等はありますか。
温調はon/offでしょうか。
ヒステリシス(動作スキマ)はどの程度でしょうか。
温調の出力がリニアにコンタクタ開閉を司りますか。
設備イメージが湧かない為質問形式になりました。
他の方の否定肯定から少しでも広がればと、的外れかと思いましたが投稿いたしました。
No.30776 マグネットの接点あれについて 回答(2)
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=211178&event=QE0004
ヒントになると思う
回答(10)さん
>起動電流によって電源電圧が低下して、マグネットコンタクタの励磁コイル
>電圧が97Vよりも大幅に低下しているようなことはありませんか?
その可能性は低いと思う
本件で問題なのは油圧ポンプ付属のオイルクーラのポンプ
オイルクーラが3.7kwなら
http://www.taiyo-ltd.co.jp/login/products/products3/3_loc.html
恐らく、それに見合う油圧ポンプは30kw以上と思う
https://www.khi.co.jp/kpm/pdf/data/k3pu_130315a.pdf
つまり、30kw程度の起動電流では電圧低下しないハズ?
まぁ、油圧ポンプ以外の補機(コンベアとか?)が合計数十kw有って
それらが同時駆動した時に電圧低下した可能性は否定できないけど
書き忘れた
もしそうであるなら、
本件のオイルクーラだけなく複数の電磁開閉器に異常が出そうだし
>電気に詳しい人にデータロガーで電圧見てもらったら、起動時に
コイル電圧の立ち上がりが遅いかもしれないとのこと
>AC100Vコイルで動くマグネットスイッチで、100Vのドロップは無く、97Vとなっています
定常状態で、マグネットコンタクタの励磁コイル電圧が97Vということは事実
と思います。ところで、マグネットコンタクタを投入した直後に、モータの
起動電流によって電源電圧が低下して、マグネットコンタクタの励磁コイル
電圧が97Vよりも大幅に低下しているようなことはありませんか?
キュービクル(配電盤)から、当該モータを利用する設備までの配線亘長が
長いなどの条件で、モータ起動時に電源電圧が低下するようなことが起これ
ば、マグネットコンタクタの接点を押しつける力が低下して、接触不良が
起こり、焼損につながる可能性があるかもしれません。
モータ起動時に、マグネットコンタクタの励磁コイルに加わる電圧を測定
してみることをお勧めします。
想像が外れていてもご容赦を。
お礼
2016/12/26 23:28
ご回答ありがとうございます。
クランプメーターでしばらく監視していてもドロップは確認できなかったので
後日、データロガーにてコイル電圧の監視をしてもらおうと思います。
ありがとうございました。
毎度JOです。
マグネットスイッチとモータとの間の配線に巨大な「進相コンデンサ」等が入っていませんか?
お礼
2016/12/26 23:30
ご回答ありがとうございます。
確認しましたがご指摘のありました進相コンデンサなるものは、無さそうでした。
ありがとうございました。
お礼
2016/12/25 12:43
ご回答ありがとうございます。
電流値のバラツキはありません。
質問欄にも詳細を追記させて頂きました。
各ネジの緩み無し。ケーブル屈曲無し。分岐給電無し。
トランスを介していますが、不具合発生してからトランス交換済みです。
ケーブル接続入れ替えの件ですが
マグネットスイッチ1次側のRとTを入れ替え、2次側のUとW線を入れ替えれば回転方向は変わらないでしょうか?
もしこの結果、焼損がU相に変わった場合何が悪い事になりますでしょうか?
よろしくお願いいたします。