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「へゲ(へげ)」ってなに?金属介在物による疵の一般的な呼称ですか?
2023/10/13 09:29
- 「へゲ(へげ)」ってどういう意味なのか気になります。金属介在物による疵とは一体どんな状態のことを指すのでしょうか?詳しく教えてください。
- 「へゲ(へげ)」とは何を指すのでしょうか?金属介在物による疵の一般的な呼称なのでしょうか?説明をお願いします。
- 金属介在物によるものという「へゲ(へげ)」という言葉がありますが、具体的にどんな状態を指すのか知りたいです。簡潔な説明をお願いします。
へげ?
2003/06/04 14:59
「へゲ」ってなんですか?
金属介在物によるものっていうのはわかるんですが
どんな状態のことかとを言うのかがわからないんです。金属介在物による疵一般の呼称なのでしょうか?
回答 (2件中 1~2件目)
熱間・冷間圧延材のどちらでもある不具合ですが、材料の表面の一部が薄くはがれる現象です。語源はわかりません。
厚さは指で引っ張るとはがれるほど薄く、プレス加工後現れたり、塗装の前処理(サンドブラスト)などで発見されることがあり、製品として出た場合、腐食の原因となります。
当社の統計では15tonに1回程度ステンレス材で出るようです。
詳しくはわかりませんが、製鋼の連続鋳造過程で発生した表面欠陥(気泡も)が、その後の圧延行程で薄く伸ばされ、数十mの長さにもなります。幅は数mmから数十cm程度で、点々と出てきます。
ステンレスなどの高級材では、表面側に出るものは、メーカーの目視検査で発見され、コイル毎に連絡票が発行されスリッターメーカーで除去されます。 SPHCやSPCC材のような鉄鋼材でも、この票があるようですが、あってもユーザーには出してくれません。流通が量・範囲が広いので特定できないようです。
ステンレスでも裏側は監視されておりませんので、かなりの確率ででます。
鉄鋼系だけでなく銅合金の紙巻きのような高級フープ材でも起きます。
つまり、現在の圧延技術では、防げない不具合の1つで当社でも手の打ちようがありません。
当社では、フープ材・定尺材とも年数件発見され、そのたび毎にメーカーにクレームを付けますが、改善はいっこうに減りません。
これは、日本のどのメーカーでも出る不具合であり、目視以外、発見する手だてがないのが現状です。
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