第19回 トーカロ 株式会社

トーカロ 株式会社 溶射管理士 滑川 一幸 氏 溶射管理士 滑川 一幸 氏

トーカロ 株式会社

所在地

神戸市東灘区深江北町4丁目13番4号

TEL

078-411-5561

FAX

078-452-8178

担当者

井上 大介

事業内容

溶射を用いた表面処理加工。鉄鋼、非鉄金属、製紙、自動車などの基幹産業分野、またはエレクトロニクス、原子力利用、宇宙開発、先進医療分野などの先端産業分野で活躍。

溶接技術を武器にIT化を推進

神戸に本社を置くトーカロは鉄鋼産業、エレクトロニクス、バイオ、航空産業、エネルギー分野などの様々な業界で活躍している国内最大の溶射メーカーである。溶射とは金属からセラミックスまで様々な材料を超高温のプラズマガス炎や燃焼ガスでいったん溶かして、その微小融滴を、音速またはそれ以上のスピードで加工物に直接吹き付けることで成膜を行う技術を言う。当初は、鉄鋼所向けの圧延ロールに溶射を行うことからスタートした。
通常、製鉄所の溶融亜鉛メッキロールは、450度以上の溶解した亜鉛浴に漬けたままの状態となり、もちろん消耗も高い。そこでトーカロの溶射技術を応用することで、亜鉛浴中ロールの寿命が長くなるだけでなく、製品の高品質化にも抜群の効果を発揮したのだ。
また、自動車を製造するのには欠かせない高張力鋼製造設備においてもトーカロの特殊技術は必要不可欠である。現在は、自動車だけでなく様々な駆動系の用途にも幅広く応用されており、新幹線の車輪中の絶縁ベアリングもその一つである。その他、プラズマTVや液晶TV等のガラス製造のラインや半導体・液晶製造装置にもトーカロの溶射技術は利用されている。
トーカロでは20数名の研究職にある技術者が年間5~10本の学術論文を発表したり、国際的な学会での発表を定期的に行に行ったり、年間20件程度の特許を出願する等、研究・開発にかける力には余念がない。

トーカロのIT化への試み

新幹線車両用 絶縁軸受

トーカロでは、Windowsサーバーを中核に全国で270台のWindowsマシンがネットワークで結ばれている。WindowsOfficeで共通のDBをつくっていて、個別のクライアントはWindows98からXPまでのWinndows製品を入れている。全国70名の営業マン(トーカロマン)はこのDBを共用して情報の共有化を図っている。以前、紙ベースで情報共有していた際には、神奈川の営業所の情報は静岡や、神戸本社で見ることが出来なかった。現在では、営業先情報、報告書などをすべての営業所や工場からリアルタイムで見ることが出来るようになっている。

また、インターネットの活用も積極的である。例えば、NCネットワークが運営する技術情報のQ&Aサイト「技術の森」においてもトーカロの技術者が回答者として活躍する。そこから仕事となった例も多いという。

ITの効果

溶射

1999年、トーカロはホームページを立ち上げた。技術情報ページの情報量の多さは、表面処理メーカーとしては国内最大級のページとなっている。
TOPページだけで月間ページビューは約4,000ほどあり、そこから飛び込みの新規顧客も多い。
トーカロでのホームページ作りは、おおまかに分けて、「技術者向け」、「投資化向け」、「購買向け」から構成されているが、数多くの引き合いがある中で、直接、ビジネスになる話よりも技術相談が多く、それに誠実に対応して行く事で受注となって行く。最近では外部からのリンクが増え、アクセス数は月間20,000くらいがこの3ヶ月の平均値である。

今後は、ホームページによる受注確立のUPを目指すことで、トーカロの技術が大きく製造業会に貢献するであろう。

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