第25回 浪速鉄工 株式会社

浪速鉄工 株式会社 [左]営業部 児島 氏 [右]営業部部長 堀川 氏 [左]営業部 児島 氏 [右]営業部部長 堀川 氏

浪速鉄工 株式会社

所在地

大阪府大阪市港区弁天3-6-15

TEL

06-6571-2171

FAX

06-6572-8858

担当者

児島 博之

事業内容

アイボルト、自動車部品、産業機械、船舶金物等、各種鍛造品の製造及び販売

王座返上~ITの活用で次のステージへ~

浪速鉄工株式会社は、大阪にある鍛造メーカーである。堺にある工場をはじめとして、各工場ではアイボルト、アイナットから自動車部品、産業機械、船舶金物といった鍛造品の生産及び販売を行っている。営業部の堀川部長と児島氏に話しを伺ってきた。

NCブランドの確立

工場にあるアイボルトをよくみていただきたい。そこには「NC」の2文字が書かれていることが多いのではないだろうか?そのNCマークのアイボルトこそが浪速鉄工の手がけるアイボルトである。

浪速鉄工は1954年の会社設立以来ターンバックルの製造を行い、オイルショックの頃にはターンバックルの生産数日本一まで上り詰めた。工場も各地に展開して生産を行っていたが、売れ行きの流れが変わってきたと見るや否や、アイボルトに品物を絞って生産をするという今の浪速鉄工の業態へ移行を図ったのである。当時アイボルトを型打ちで自社量産している会社はなかったため、高品質、低価格で量産したら利益が出ると考えたのだった。

そして現在ではアイボルトでも浪速鉄工はNo.1ブランドの座を獲得した。それが「NCマーク」のアイボルトである。しかし長期的な方向性としては、アイボルトだけではなく、多品種の鍛造品の仕事も増やし、販売体制も見直してゆかねばならないという思いがあるという。そんな時、NCネットワークの工場情報を見たある会社から注文が入ったのだった。

ITの活かし方

浪速鉄工が生産した商品は、現在商社を経由してお客さんの元へ届けられている。しかしネット経由で問い合わせが入り、変わったことがあると堀川部長は言う。
「お客さんの生の声が、新たな開発のきっかけだということに気付きました。」
利用者の立場になって考える、現場のニーズを汲み取るということが頻繁に叫ばれているが、現在取り組んでいることが果たして実際に利用者のニーズを的確に反映できているのだろうか。浪速鉄工は、現場、利用者の声を聞くことで、アイボルトシェアNo.1という地位に安住せず、次のステージに進む決心をしたのである。
「今後はアイボルトという主力商品のみではなく、鍛造品を広く扱う会社を目指してゆきます。」

浪速鉄工ではコンピュータによる在庫の管理、伝票の管理はもとより、営業の情報の共有化も進めている。特注品をデータベースに蓄積し、似た特注品の注文が入った際のスピード対応につなげているのである。またHPを利用した販売形態にも力を入れてゆくという。

アイボルトは破断してしまうと大事故につながりかねない物である。一方で、丈夫な商品は破断しないため、その良さは表面化されづらい。破断した時にはじめて丈夫な商品の必要性を感じるのである。この点健康とよく似ている。
「NCマーク」のアイボルトはこれまで事故を起こしたことはなく、その安全性で徐々にお客さんの信頼を構築してきたのである。これからもこの信頼を守るために、ITを活用して新しい浪速鉄工を目指してゆく。

浪速鉄工 株式会社

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