第52回 ナルワコーキ 有限会社

ナルワコーキ 有限会社 取締役 高崎 泰彰 氏 取締役 高崎 泰彰 氏

ナルワコーキ 有限会社

所在地

〒920-0348 石川県金沢市松村1-27

TEL

076-267-7779

FAX

076-267-7710

担当者

取締役 高崎 泰彰

事業内容

プラスチック射出成形用微細金型部品

高付加価値…少数精鋭だからこそ

ナルワコーキは、少人数ながら微細加工技術を追求する精密金型の部品加工メーカーだ。
医療関係への進出も考え、インプラント(人工骨)製造にも挑んでいる。

微細に特化した「職人集団」

精密・微細加工の職人集団である同社は、狭ピッチコネクタ成型金型の放電加工用電極や、精密金型部品など、主に手のひらサイズ以下の金属部品製造を得意とする。

短納期・小ロット対応はもちろん、豊富な金型知識により、コストダウンにつながる技術提案もしている。技術的に困難な一品物のような、小規模だからこそ引き受けられるニーズに応えている。

高付加価値を求めて

1970年に創業。代表の高崎泰彰氏が射出成型・金型製作メーカーでの修行を経て入社した当時は父親と二人、流れてくる仕事をそのままに引き受けていた。

だが、安い仕事ばかりいくらやっても利益は残せない、より付加価値の高い技術を求め、微細加工の技術開発に取り組むようになった。

ちょうどそのころ、得意先からの相談を受けて始まったのが、狭ピッチコネクタ電極の製造だった。トライ&エラーを重ね、精度を追求し続けるなかで、0.3mm以下の狭ピッチ形状の加工に成功。いまでは同社の主力となっている。

さらに精密金型の分野では、CBNエンドミルや単結晶ダイヤモンドエンドミルなど新素材の工具を取り入れ、ダイス鋼(SKD11、PD613)などへの直彫り加工が可能となった。これは自社にとって高付加価値であるとともに客先の納期短縮・原価低減に貢献している。

挑戦! 医療の分野へ

さらなる新規分野を開拓しようと情報を集めるなかで、高崎氏はインプラント治療の存在を知る。

インプラントというと一般に人工歯根が知られているが、医療研究者の間ではチタンから削り出す人工骨の必要性が話題にされている。現在、既製品からオーダーメイド化への研究が進んでいるところだ。

高崎氏は、ここに製造業の技術・設備を応用する可能性があるのではないかと、チタン製の人工股関節の試作に取り組みはじめた。これも小規模ながら高度な技術を持つ同社ならではの取り組みといえる。

いまはまだ商業レベルには達していないが、すでに研究者の発表の場で、同社の試作品が紹介されるなど、確実に成果が表れ始めている。国内外の医療現場に同社製作のインプラントが広まる日も近いかもしれない。

ナルワコーキは、新たな分野・さらなる精度の向上に今後も挑戦し続ける。

編集部/木村 寛之

ナルワコーキ 有限会社

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