第53回 植木プラスチック 株式会社

植木プラスチック 株式会社

植木プラスチック 株式会社

所在地

〒373-0847 群馬県太田市西新町8-7

TEL

0276-31-3116

FAX

0276-31-3119

担当者

植木 宗一郎

事業内容

真空成形、圧空成形、樹脂加工

新規顧客を獲得し続ける工夫

小ロットから大量生産、樹脂板の薄板から厚板真空成形まで対応可能な植木プラスチック。
多品種少量生産をポリシーとすることが同社のIT化を加速させた。

方向転換のきっかけ

リラクゼーションチェアー部品など多種多様な外装カバーを製作

樹脂板を専門に真空・圧空成形を行う総合成形加工メーカーの植木プラスチックは、IT導入以前、主に紹介によって仕事を請けていた。当時は自動販売機の前面アクリルパネルが売り上げの40%を占め、取引相手も近場に限られていた。しかし、徐々に請け負う仕事が住宅設備の洗面収納・天井、カーポート、自動車部品や機械カバーと種類が増えてゆき、多品種少量生産へと移行していった。

多品種少量生産では継続的な仕事が少ないため新規顧客をより多く見つけたいが、真空成形を求める会社がどこにあるのかわからなかった。加えて日本ではインジェクション成形が主流のために取引相手になりうる会社が真空成形を知らないことが多い。そのため、プッシュ型の営業方法は合わず、埋もれてしまう仕事が多かった。

インターネットを活用

真空成形なら大型サイズも可能

同社はインターネットによる受注を始めた。これによりプル型の営業が強化され、以前は埋もれていた仕事も請けることができるようになった。また、これまでは取引相手が地理的に限定されていたが、インターネットにより全国的な取引ができるようになった。

現在、紹介による仕事とインターネットによる取引の割合は同じくらいだという。そこに、デジタルばかりに頼らずアナログ的な人との付き合いを大切にする専務取締役・植木宗一郎氏の思いが読み取れる。

ITを最大限に利用して

社内にも積極的にITを導入

真空成形の業界は“隙間産業”であるために、先が見えにくく植木氏の頭にはつねに危機感がある。そのため、より多く仕事を集めることが鍵となる。もちろん、同社には多品種少量生産に対応可能な十分な設備がある。18台の真空成形機や21台のNCルーターマシン(うち5軸が13台)。同社は、これらを活用しつつ、「経営を安定させるために、細かい仕事をもっと増やし、常時取引する会社を年間10社ずつ増やす」「いまできる技術で、いまない分野の仕事先を見つける」という目標を掲げている。

植木氏には、将来は人脈と経験で働くというビジョンがある。そのためにITを最大限に利用して新規顧客をより多く見つけ、そこから継続的に仕事を請けられるよう、高品質で要求に柔軟に対応した商品を提供している。

「狭い業界の上位に入って、利益率・技術・品質でナンバー1になる」――同社は日々チャレンジし続けている。

編集部/河合研斗

植木プラスチック 株式会社

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