第59回 株式会社 石高精工

株式会社 石高精工 取締役社長 石高 裕崇 氏 取締役社長 石高 裕崇 氏

株式会社 石高精工

所在地

〒954-0124 新潟県長岡市中之島846-5

TEL

0258-66-6515

FAX

0258-66-0067

担当者

取締役社長 石高 裕崇

事業内容

NC旋盤による自動車のアンチロックブレーキ、空圧機器用バルブ部品などの小物精密量産部品の製造

誠実に当たり前のことをやる

従業員と心をひとつに
従業員全員と意識を共有し、チャレンジ精神のある人材の育成に力を注いでいく

NC導入と共に歩み出した技術者への道

新潟県長岡市にある株式会社石高精工は、Φ42までの丸もの加工を得意とするNC旋盤の会社だ。現状の部品点数は100~10万個、トラックをはじめとする輸送用機器や建設機械の部品を中心に製造している。

今から27年前の1981年、旋盤1台だけの職人スタイルで石高鉄工所を創業。現社長の石高裕崇が高校を卒業した25年前、父からの「これからはNCの時代だから、NCを覚えて来い」の一言で、工作機械の株式会社ミヤノに就職した。縁があり家業に戻ってすぐ、自動車のアンチロックブレーキ(以下ABSという)の製造依頼が舞い込んできた。そこで導入したばかりのNC自動機をフル稼働させ、徹底的な省力化を進めていった。

実は、円高不況以外に不況らしい不況を同社は経験していない。単に運が良かったのではない。ABSを20年近く継続受注している取引先から生産管理の方法を学び、そして生産技術について情報交換できる同士のような関係が、互いの信頼を深めてきたからだ。

営業はインターネットで、製品には誠実に

2000年にNCネットワークがNHKに取り上げられたとき「従業員数10名程度の小さな会社には、これだ」と思った。県外の企業と初めて仕事が成立したのも受発注掲示板がきっかけだった。今も取引は続いている。2006年からはエミダス・プロを活用したネット受注に力を入れ、実際取引に至っている。

石高社長は従業員に「地味だが、量産だからこそ当たり前のことを誠実に、納期・品質を第一にきちんとした仕事をする。誠実でないと必ずどこかに歪が出てくる」と話す。そして従業員とその思いを共有できるか否かが、今後の会社を左右すると言い切った中に、製造業の基本は揺るがせないという強い信念が感じ取れた。

将来の技術者

ちょうど一年前の冬、中国内のエコ対策と東京都の排ガス規制によりトラックに取りつけるための粒子状物質減少装置の需要が高まったことで、部品の受注量が増えた。しかし、やむを得ない理由から従業員が辞め、貴重な戦力を失ったこの時期は本当に苦しかったと石高社長は振り返る。あらゆる地元の求人広告に情報を出し、やっと採用できたパートの女性たちに救われたのだ。とにかく現場の仕事も嫌がらずに様々な仕事をやりこなしてくれた。去年秋ごろには経験者の仲間も加わり、ようやく先が見えてきた。2008年4月には新卒が入社することも決まっている。

今後は量産ものの加工から、より複雑形状の部品まで加工の幅を広げていきたいという。だからこそ複合NC旋盤を使いこなせ、創意工夫のできる新しい人材を探している。やる気のある者には専用の機械を与え、また付加価値の高い小ロットものを担当させてみるなど、従業員が機械と共に成長していけるようなモデルを描いている。加工領域を広げるために同社は、今まさに次のフィールドに立とうとしている。

株式会社 石高精工

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