第60回 株式会社 アーム電子

株式会社 アーム電子 代表取締役社長 斉藤 雅美 氏 代表取締役社長 斉藤 雅美 氏

株式会社 アーム電子

所在地

〒193-0815 東京都八王子市叶谷町1055

TEL

042-624-6511

FAX

042-627-5700

担当者

営業 大倉 建男

事業内容

片面・両面・多層プリント配線板、フレキシブルプリント配線板、ビルドアップ基板、回路設計、プリント配線板実装

最新技術導入への意欲と実現

大規模な製造ラインを誇るプリント基板メーカー、アーム電子。ジャスダック上場企業として既知の方も多いかと思われる。
俊敏な対応で少量・多品種・「超」がつく程の短納期を実現し、多くのお客様に親しまれている。

超短納期へのこだわり

創業者でもある佐藤社長の先を見据えた視線、良い物はいち早く取り入れようというずば抜けた決断力は常に最新技術と各種設備に活きており、現在の同社の地位を確固たるものにしている。

同社の起業から間もない頃、1台の価格が350万円ほどの早期にFAX導入を行った。取引先も次々と後に続き、相手がなくては成立しない最新通信装置が機能するようになった。

基板製作といえば手作業が主の仕事であったが、世の中に現在のゲーム機の前身が広まりだした頃、プリント基板のニーズが一気に増えた。設備開発により、それまで最短でも1ヶ月半を要していたものが、2週間への短納期を実現した。商品開発が進み、バブル後にはモデルチェンジも早くなり、短納期に更なる拍車がかかった。

その後も同社長の勢いはとどまることなく、開発されたばかりのハンディーのバーコードについても導入に踏み切ったのである。特注したそれは瞬く間に活躍することになった。短納期が命とあり、グラフ作成など工程管理には不可欠なものとして、バーコードも同社にはなくてはならぬ存在力を発揮し始めたのである。パソコンではWindowsの前身であるMS-DOSが出始めた頃のことであった。こうして設備産業が世の中のニーズにうまく乗り、最新設備導入においても積極的に取り組む姿勢を崩すことはなかった。

ただこんなこともあった。IP電話が出現したときのことである。すぐに取り入れたものの、これはなんと思い通りの結果を出せず、業務を妨げる不具合があちこちで起き始めた。電気の知識については自信がある。佐藤社長にはあるアイディアが閃き、それはほどなくして解決された。発想力と実践力に人一倍長けている同氏のなかでほろ苦いエッセンスにはなったものの、それくらいのことでどうこうしてしまうような器ではもちろんなかったのである。

設計と検査でも先をゆく

CADの導入後も業界での浸透に3年ほど要したが、レーザーフォトプロッターへの切換えもあり、より高精度、高密度の製品を生み出すには転機であった。結果として周囲からの注目も充分に浴び、会社はさらに飛躍し続けることになる。検査については、AOI(画像検査装置)、フライング(電気検査装置)といった機械性能を充分活かし、「他社には出来ないことに挑戦する」をモットーに誠心誠意取り組んできた。

また、周辺の環境への配慮にも積極的である。大きな設備をかまえて排水を真水の状態に戻すこと、また音、光、においも外部へ遮断できるよう、広大な敷地に聳える工場内の随所にも工夫がこらされている。

宣伝広告費はかけずにここまで会社を成長させた。またこの頃は幅広い展示会に出展参加することで顔の見えない営業ではなく名刺のやり取りベースのコミュニケーション重視の営業で、新規顧客層を開拓している。同社の展示会ブースは非常に個性的なものであるが、着実に成果をあげている。

今後の夢、あるいは目標を問うと、「ここまできたのだから、東証1部への上場を目指したい」という言葉が、明るくも重々しい口調で返ってきた。要求度はおのずと厳しくなるが、これからも最新鋭に構え続けるであろうアーム電子のさらなる飛躍から目が離せない。

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