第70回 株式会社 プラメリーデザイン

株式会社 プラメリーデザイン 代表取締役 忽那 広樹 氏 代表取締役 忽那 広樹 氏

株式会社 プラメリーデザイン

所在地

千葉県柏市若柴6-60

TEL

04-7137-1011

FAX

04-7137-1012

担当者

企画営業室長 安井知己・大川哲司

事業内容

家電・通信・OA・医療機器の製造、自動車関連等の試作など

「モノづくり」から「人づくり」そして「未来づくり」へ……

株式会社プラメリーデザインは住宅街の中にあっても違和感のないデザインで、その佇まいは、いかにも工場という印象が全くない。3階の明るいカフェルームでは、忽那(つくな)社長が我々を迎えてくれた。サッカーゲームが置かれていたりと、建屋内部も工場らしからぬ印象であった。

プラスチックを通じて幸せをデザインする

製品名

社名「プラメリーデザイン」には、Plastic(プラスチック)を通じて「モノづくり」を応援する人たちのMerry(幸せ)をDesign(デザイン)していくといった意味があると、忽那社長は語る。そのため、「モノづくり」に最も不可欠なファクターは「人づくり」という考えで、社員のモチベーションアップを図っている。会社を訪問し、社員の方々と接した印象でも、社員一同の一体感を感じることができた。社員のモチベーションが上がることで技術の向上・改善が進んだ結果、製品に情熱と感動を与えることでき、お客様の信頼を勝取ることができるのだ。

社長自身は、25年樹脂の試作業界に身を置き、モノづくりに魅力を感じてやってきた。プラメリーデザインを創業して19年、モノづくりの魅力を感じられる仕事を、ということで取組んできた。社長曰く、ハイテク設備ではなく、人手によるローテクで差別化をしている。そして、自分達にしかできない仕事を求めて、設計者の与える課題に果敢に挑戦している。

熱可塑性樹脂真空注型第1弾

製品名

ドイツ製のナイロン真空注型システムを4年前に導入してから、プラメリーデザインは新たな展開を生んでいる。元々真空注型技術に精通していた社長が、シリコンゴムにナイロンを流せるという技術に触れ将来性を感じた、この出会いにより、日本で初めてこのシステムを導入し、2年の歳月をかけて工法を確立した。

従来、ナイロン製品の試作の際は金型を用いて射出成形することが多かった。その為に、多大なコストと納期が必要とされ、開発者たちの頭を悩ませていた。

しかし、プラメリーデザインのナイロン真空注型という全く新しい工法により、大幅なコストの削減と納期短縮を図る事ができるようになった。更にお客様に好評であったことから、昨年末、2号機を導入。これにより、お客様からの要望の多かったガラスフィラーやカーボンフィラーを入れることが出来るようにもなった。

熱可塑性樹脂真空注型第2弾

製品名

ナイロン真空注型工法確立後、プラメリーデザインは次のステップを歩みだした。

材料開発研究者とヒアリングしていく中で、材料開発は研究者が担い、工法開発はプラメリーデザインが担当するという関係が築かれることにより、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂を熱可塑樹脂として成形することに成功した。

真空注型の利点はそのままに、ポリカーボネイトと同等の機械強度を持つ注型品「PC EQUAL」を作りだす、まったく新しい真空注型工法を確立した。

更に現在、ポリプロピレンと同等の物性を持つ「PP EQUAL」の開発にも取組んでいる。恐らく4月頃にはPP EQUAL真空注型品を世に出すことが出来ているであろう。そしてこのPP EQUALの真空注型工法の確立により、飛躍的に仕事が増えると予測している。

そして、特殊樹脂型と試作専用射出成形システムとの組み合わせにより、試作費コスト低減に成功している。これは、プラメリーデザイン独自の試作専用射出成形システムで、500個未満の試作成形に対応し、金型製作前に金型設計リスクの回避が出来ると共に、大幅なイニシャルコストの低減と短納期化を実現した。よりよい未来を目指して、プラメリーデザインの挑戦はまだまだ続く。

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