第73回 シンクロテック 株式会社

シンクロテック 株式会社 代表取締役社長 瀬尾 和隆 氏 代表取締役社長 瀬尾 和隆 氏

シンクロテック 株式会社

所在地

神奈川県横浜市中区太田町1-18 JOYビル3階

TEL

045-210-9141

FAX

045-210-9251

担当者

瀬尾 和隆

事業内容

先端技術事業、海外ビジネス事業、WEB事業、静電気対策製品の仕入、販売、および対策工事受託など

電池ではなく、夢中になる気持ちがハードとソフトを動かす

代表取締役社長の瀬尾氏は、夏休みは叔父に習いながら“ラジオの組立キット”に夢中になる小学生だった。今もプレステ、カーナビ、携帯端末と分解しては、どこの部品が使われていて、どんな特徴があるのかを見つけるのに夢中になってしまう。情熱は変わらない。

先端技術事業からWEB事業、海外ビジネス事業へと展開

製品名

シンクロテック株式会社は「モノづくり・システム」支援企業として、高い安全性と高効率化を切り口に、多様化する顧客ニーズと自社で蓄積してきたノウハウを融合(シンクロ)させて、新しい挑戦を続けている。

2005年にインターネットを用いて海外電子パーツや半導体を販売するサイトをオープン。当時から半導体をネットで販売しているサイトはあったが、半導体業界の出身者以外は評価も低く、良い価格で仕入れも出来ないなど閉塞的だった。そういった半導体流通に風穴を開けようと、当時の業界としては珍しくマーケティングツール等に設備投資をする。集客の軸としてログ解析データ、SEO対策を行い、受注の軸として仕様などの相談を承る技術サポートに重きを置いてプルとプッシュを組み合わせて市場開拓を行った。簡単ではなかったが“営業マンゼロ”と既存企業とは違うITに特化した運営だった。

この技術サポート活動を発端に始まったのが受託開発事業で、初年度から携帯端末のバッテリー関連や、自動車の排ガス関連の検査装置に携わり、次年度スタートした先端技術事業部の基礎となる電子機器の受託開発やそれに付随した支援関連業務を行う素地を形成した。コンパクト化していく高機能のハードに、ソフトウェアの発展が火をつけ、ネットブックをはじめ進化するユビキタス時代の突入にハードとソフトで積極的に取り組んでいる。

2006年からは今まで蓄積してきた“利益が増えるWEBサイト”構築のノウハウを他社にも提供。マーケティングや販売戦略を盛り込んだWEBサイト構築、心に残るキャッチコピーやデザインは好評で、NPO法人や大学からも引き合いが多い。2008年には韓国中小企業庁より当初日本に3社しかなかった民間技術支援センターの認定を受けるなど、海外ネットワークを活かしてセールスプロモーション、海外調達支援、商談会プロデュースや技術サポートも行う。

顧客の要望に応える3つの力

製品名

先端技術事業がWEB事業、海外ビジネス事業へと広がっていく理由も、瀬尾社長と言葉を交わせば納得できるだろう。「皆さまのお役に立ちたい」という気持ちが伝わってくるのだ。先端技術事業部では主に電子機器の受託開発に関する、プリント配線基板の設計から試作、小ロットを含めた量産をEMSとして受託製造を行う。“技術力”“提案力”“対応力”の3つの力で、お客様に満足していただける価格と納期を提供している。

PLD搭載の標準基板の使用は基板の小型化、省電力化、短納期化といったメリットがあり、小規模な制御機器・医療機器関連・コンピュータや通信機器で活躍している。同社は開発費とランニングコストの削減と共に、開発期間の短縮に「弊社標準在庫PLDの活用」を提案している。

CPLD/FPGA搭載の電子制御回路ブロックは、少量生産の小型電子機器や試作・標準化したい検査冶具、仕様変更が予想される量産品に特に効果が見込める。例えば、10台製作した場合の費用が100万円だとすると、約70万円のコストダウンが可能だと言う。このような提案も、同社の技術力があってこそ実現できるのだろう。

その他、静電気対策環境向け製品(施行工事、イオナイザー、導電性テーブルマット等)の仕入販売、PSEなどの認証取得代行、自社のPLD搭載基板標準品・半導体の即納、精密部品加工まで、あらゆるニーズを吸収している。

WEBの活用と売り込む仕掛け作りに専念

製品名

新規顧客のほとんどはWEB経由である。問い合わせは平均すると月に約20~30件あり、具体的な製作可否や改善要求に関しての問い合わせだった場合、受注率はほぼ100%だ。来年度は新規で2億円の受注増を狙っていると言う。
「力を入れているキーワードがあります。例えば“海外製品”に関連する単語や“少量調達”と日本特有のビジネス環境キーワードです。やはりインターネットはニッチなモノと相性が良いのでは。引き続き研究を行うのと同時に、流行語になりそうなキーワードを業界に吹き込んでいきたいと思っています」

また、日韓の橋渡しもする海外ビジネス事業について、瀬尾社長はこう語る。
「海外仕入れや、海外販売など、もはや海外との結びつきなしでは考えられない時代になってきました。日本には良い商品やノウハウがあります。しかし、海外企業の良い商品を導入する事でコストダウンや、省エネ対策にも結びつく事もあります。今後、海外事情を知って初めて採用を決定する事が増えてくるのではないかと認識しています」
海外向けの商品は、現地で扱いやすいデザインや保守メンテナンス品を考慮して生産する事が必要になる。海外を見渡した商品開発やシステム構築、プロモーションで困っている日本企業にも、自社の経験が役に立てるのではないかと瀬尾社長は考えている。

今後は開発技術やシステム構築ノウハウを軸に、燃料電池関連・医療機器分野にも一層力を入れていくそうだ。同社と時代ニーズとのシンクロにも注目したい。

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