第82回 株式会社 大洋バルブ製作所

株式会社 大洋バルブ製作所 代表取締役 小針 保明 氏 代表取締役 小針 保明 氏

株式会社 大洋バルブ製作所

所在地

東京都大田区中央8-42-2

TEL

03-3753-2254

FAX

03-3754-7008

担当者

若林 弘修

事業内容

流体関連機器・装置(流量計・特殊バルブ)の設計、製造、販売

サイトグラス型流量計メーカーのパイオニア

工業製品の生産活動に欠かせない計測器と各種制御装置。
「ユニークな技術で社会に貢献する」を合言葉に、国内から海外へ市場を広げていく。

ニッチ業界での奮闘

株式会社大洋バルブ製作所は、プラント設備の配管などに使用される「計測器」と「各種制御装置」のメーカーだ。

同社の簡易流量計フローゲージが選ばれる理由のひとつに、悪条件下で使用しても壊れにくいという特徴がある。一般的な流量計では、きれいな流体でないと使用できないなどの条件が多いが、フローゲージは異物等が混在する場合にも対応できる。困っている方がホームページや口コミを頼りに同社を探し当て、最後の頼みの綱として問い合わせてくる場合も多い。

また、特許を取得している内蔵のワイパーで内部汚れを取り除くことができるため、メンテナンスサイクルの延長等、工場運営のコストダウンにも一役買っている。

同社はサイトグラス型流量計メーカーのパイオニアとして、インフララインを中心にこれまでフローゲージを10万台以上出荷。水・油・天然ガス(LNG)用等、特殊な用途にも多数導入されてきた。そのほか、高温・高圧用、小流量用、船舶用などの特殊な流量計やサイトグラス、フロースイッチ等も製造している。

一方、システム部門ではフルオーダーで制御装置等を設計製造している。高エネルギー加速器研究機構で、衝突点の温調装置として世界一の超高精度制御(2/100℃)を実現した超高精度温度制御装置の製作実績がある。納入先でもある官公庁所属の研究所や機関からは、その技術協力が認められ、これまで数々の表彰を受けてきた。

“ユニークな技術で社会に貢献する”がモットーの同社が得意とする流体の計測や制御はニッチな業界だが、工業製品の生産活動にとっては必要不可欠な分野だ。今後も流体をコントロールするエキスパートとして、客先のニーズに応えたオーダーメイドの装置開発に全力を傾けていく。

ネット営業の成功と海外進出

創業は昭和14年。福島県西白河郡西郷村で西郷鉄工所としてスタートし、21年、大洋バルブ製作所に改名。33年に東京都大田区に試作研究所を新設して、大洋バルブ製作所東京工場と称した。42年に株式会社を設立し、現在の主力製品であるワイパー内蔵フローゲージの試作第1号が生まれた。

平成19年には、ネット営業を強化するためにホームページをリニューアルした。それまで問い合わせの多かった「製品の素材や寸法、カタログ、図面」についての質問をまとめ、誰でもホームページからデータをダウンロードできるように工夫した。その効果は大きく、客先が事前にホームページで調べてから電話してくれるようになり、対応時間が減ることで効率が上がり、また確度の高い相手から問い合わせをもらえるようにもなった。こうして新規受注につながった件数は100件以上ある。

開発力・技術力だけでなく、納入後のサポート体制も整えている。東京と大阪にサービスセンターを設置して、官公庁や大口需要者向けに無料点検も行っているので気軽に問い合わせることができる。

これまで主要なユーザーは、国内の官公庁や大学、大手メーカーだったが、客先の海外進出が加速することを見据えて、2011年9月には、中国の上海に現地法人を立ち上げた。中国及び東アジアの情報収集、販売体制の確立のため、現地での活動を始めている。

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