第89回 有限会社 福田鉄工

有限会社 福田鉄工

有限会社 福田鉄工

所在地

栃木県日光市森友525-1

TEL

0288-21-0191

FAX

0288-21-0427

担当者

代表取締役 福田猛志

事業内容

レーザー加工、tig溶接、精密板金

設備導入は未来への一歩

低コスト・高スピード

有限会社福田鉄工は、日光東照宮よりほど近い、緑と田んぼに囲まれた場所にある。3,2Kwのレーザー加工機を保有しており、薄板から厚板まで対応する精密板金・製缶メーカーだ。1966年の設立以来「お客様の困った!!」に応え続けることをモットーに、切断から穴あけ、曲げ、溶接までの一貫生産を得意としている。特に熟練工によるtig溶接は、お客様の間でも定評がある。

福田鉄工の特徴は、なんといってもスピードとコストだ。見積り、加工にも即対応、多い時には一日50枚程度の図面が飛び交い、1~2個の少ロット、試作品にも多く対応している。大きさも手のひらサイズの製品から架台等の大物まで幅広く、提案を含む試作支援にも積極的だ。特に、小ロットの板金製缶加工においては、少人数精鋭だからこそ、他社よりも圧倒的な低価格での提供を可能にしている。

毎日が目まぐるしく過ぎていくが、長年、営業にはほとんど力を入れてこなかった。展示会、インターネットを利用しての新規開拓だけではなく、自社パンフレットも持っていない。営業の必要に駆られているわけではない。しかし先を見つめ、一歩踏み出さねばと決めた。代表取締役の福田猛志氏は「お客さんもインターネットで取引先の会社情報を確認するのが当たり前の時代。それを踏まえ、今後はインターネットを使った営業展開を行っていかなくてはならない」と、攻めに出た。

現場が決めていく

2013年7月、トルンプ社製のYAGレーザー加工機「TruLaser 1030 fiber」とYAGレーザー溶接機を導入した。同社製の3,2KwのCO2レーザー加工機や、NCベンダー「TruBend 5130」(最大曲げ幅3,050mm)に続いての新設備導入だった。これにより、今まではワイヤーカット等での加工が主流であった銅、黄銅、真鍮などの高反射材においてもレーザー加工が可能になり、短納期かつ切断面の美しい高品質なレーザーカットが可能になった。

福田社長は「将来のためには定期的な設備の入れ替えは必要。それに合わせ建屋も拡大し、社員も少しずつ増やし続けていきたい」と意欲的だ。社内にはその他、汎用旋盤、汎用フライス、3本ロール、シャーリングなど多種多様な形状に対応可能な設備を導入し、お客様の様々な要望に応える姿勢だ。
2013年11月には、初のホームページを制作。今後は新規分野参入にも積極的にチャレンジしていきたいと、次のフィールドへと踏み出している

有限会社 福田鉄工

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