第9回 株式会社 コダマ

株式会社 コダマ 専務取締役 児玉 義弘 氏 専務取締役 児玉 義弘 氏

株式会社 コダマ

所在地

大阪府大阪市生野区

TEL

06-6752-0001

FAX

06-6752-0002

担当者

専務取締役 児玉 義弘

事業内容

コンピューター・通信機器・電子部品・半導体装置部品・建築部品・工作機械部品

メッキで『機能』を創造する

超耐食性無電解ニッケルメッキコダテクト

株式会社コダマは大阪・生野区に工場を構える、めっき・表面処理を専門とする、従業員20名の会社である。お話を伺ったのは、めっきの研究開発並びに同社のウェブマスターを担当する児玉専務。
株式会社コダマの創業は1960年。当初はニッケルークロムメッキなどの装飾めっきが主力事業であった。1970年の大阪万国博覧会では公式メダルのめっきを手がけ、その仕事ぶりが評価され、沖縄海洋博覧会の公式メダルも手がける。その後も着々と、めっき分野で実績を上げていく。
しかし、バブル崩壊後、装飾部品の受注が激減。顧客企業の海外進出で売り上げが、バブル前の6割まで落ち込んだ。このまま汎用のめっきだけを行っていても、価格競争で自らの首を絞めることになると、児玉専務は強い危機感を抱いた。
「コダマを存続させるためには・・・」
う思った同氏を転機に導いてくれたのは、大阪市立工業研究所での、ある教授のアドバイスだった。
「今までのめっきは防食や装飾のめっきが多かったが、これからは機能めっきが伸びる。難しい製品でもあきらめず、小さなサンプルをめっきしていくことにより、きっと量産に繋がる。」
その日から児玉専務の挑戦が始まった。

研究開発に着手

長年研究を重ね、バレルでのクロームメッキ開発に成功

株式会社コダマは大阪・生野区に工場を構える、めっき・表面処理を専門とする、従業員20名の会社である。お話を伺ったのは、めっきの研究開発並びに同社のウェブマスターを担当する児玉専務。

株式会社コダマの創業は1960年。当初はニッケルークロムメッキなどの装飾めっきが主力事業であった。1970年の大阪万国博覧会では公式メダルのめっきを手がけ、その仕事ぶりが評価され、沖縄海洋博覧会の公式メダルも手がける。その後も着々と、めっき分野で実績を上げていく。

しかし、バブル崩壊後、装飾部品の受注が激減。顧客企業の海外進出で売り上げが、バブル前の6割まで落ち込んだ。このまま汎用のめっきだけを行っていても、価格競争で自らの首を絞めることになると、児玉専務は強い危機感を抱いた。

「コダマを存続させるためには・・・」そう思った同氏を転機に導いてくれたのは、大阪市立工業研究所での、ある教授のアドバイスだった。

「今までのめっきは防食や装飾のめっきが多かったが、これからは機能めっきが伸びる。難しい製品でもあきらめず、小さなサンプルをめっきしていくことにより、きっと量産に繋がる。」

その日から児玉専務の挑戦が始まった。

ITへの取り組み

中小企業のITへの取り組みが遅れを見せる中、同社は5年前、いち早くホームページを立ち上げた。児玉専務は、インターネットを新規顧客獲得のツールとして活用したいと考えたのだ。

立ち上げ当初は、まだ発注者サイドにITへの取り組みが浸透していなかったこともあり、問い合わせが受注に結びつくことはなかったが、ホームページをリニューアルするに従って、少しずつ問い合わせが増えてきた。しかし、それは児玉専務を満足させる程ではなかった。

そこで同氏は、商工会議所に積極的に足を運び相談をしたり、インターネット上に存在するあらゆるホームページにアクセスしたりと、受注に結びつきそうなヒントを探し回った。

そして打ち出したコンセプトは、「仕事が取れて儲けにつながるホームページ」。中小企業にも営業マンは必要だが、簡単には雇えない。そこで児玉専務は、ホームページに営業マンの役割をさせたいと考え、日々自社の「強み」を見つけては、コンテンツに反映させていった。

その結果、インターネット経由の売り上げが全体の10%に達し、利益率は倍になった。また、顧客企業のめっきに対する概念が『製品に新たな付加価値を与えるためのめっき』に変化したことも、大きな成果の一つである。

「お客様に当社をパートナーとして意識してもらうことができ、継続的にお付き合いいただけるようになった。」

同氏は、こうした信頼関係を築くことができたことに喜びを感じている。

発注企業から「選ばれる」理由

何故、コダマにはインターネットを通じて、月に60件ものの問合せがあるのか?サイト上に、「何でもやります!」、「安い!」、「早い!」という文句を打ち出しているわけではない。むしろ「安い」・「早い」を求められても、断ることの方が多い。

「自社の強みを前面にアピールすること、そしてそれが正直であること」。これが、同氏が考える『選ばれる』理由である。ホームページは見た目ではなく、コンセプト・考え方にとことんこだわり、自分の価値観を明確に打ち出す。

「ホームページがある会社は、今や数え切れないほど存在する。しかし企業の戦略立案から、実現に向けた具体的な提案ができるホームページは少ない。小さな企業でも得意分野があるはず。それを見つけて、サイトで熱く思いを語る。」そういう同氏のこだわりが、他社との差別化につながっている。

「試行錯誤を繰り返しながら、やっと儲かるホームページにたどりついた。」と、児玉専務の笑顔が誇らしげだ。次の目標は、インターネット経由の売り上げを今の2倍にすること。そして、『コダマ』ブランドを世に送ること。株式会社コダマの挑戦はこれからも続く。

まとめ

児玉専務にお話を伺い、インターネットは中小企業にこそ有効なツールだと改めて実感した。「児玉専務にとってインターネットとは?」という質問に対して、「不特定多数へ発信できる、自由自在に表現できる場所。」と、同氏は答えた。

企業のホームページとは言え、結局は、「人」が相手なのだ。企業間の取引でも、最後は人間同士の取引になる。できないものはできないといい。できるものに関しては120%で対応する。そういう正直さと熱意をもって取り組めば、必ず思いは伝わるのだと、児玉専務は教えてくれた。

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