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質問
No.16479ハイテンション鋼の機械的性質  
 
鉄鋼メーカー各社から出ている「ハイテンション鋼」ですが、どこを調べても機械的性質が明確に表示されているところを探し出せません。
基本的なところで耐力、引張強さ、ヤング率あたりを知りたいのですが、各社微妙に性質も違うのではないでしょうか?一般的に・・・という数値でも結構です。ご存知の方、ご教授ください。
それからハイテン鋼の性質ですが、たとえばSS400と比較して同じ荷重に対してたわみが少なく、且つ弾性限度が高いのか、たわみは大きいが弾性限度は高いのか、どちらなのでしょうか?
チグハグな質問ですみません。よろしくお願いします。
2006-04-02 22:22:35
困り度: 困っています
調査時間:3日未満
種類:質問(初心者)
0票
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答え
カテゴリー
材料・素材 > 金属
回答は締め切られました
回答(1)
 
一般論になりますが、①ハイテンはその引っ張り強さ(以下省略してTS値)で沢山の銘柄があります。②耐力---一般に鋼材の場合は降伏点(以下省略YP値)---はTSに相関します。③ヤング率はスチールですので変わりません。④硬度は
TS値に合わせて高くなってゆきます。⑤伸びは逆にTS値が上がると、小さくなります。
次に、SS400と比較した性質ですが ⑥たわみ(つまり剛性ですが)は断面二次モーメントとヤング率に支配されますので(無論外的条件としての荷重、はりのスパン等は変化しないこととして)SS400と変わることはありません。⑦なにが変わるかというと、強度が変わります。強度が上がるということは壊れにくくなるということです。⑧つまりYP値が上がることで塑性変形がしづらくなるということです。⑨塑性変形しづらくなるということは製品を製造するとき、塑性加工が困難になることを意味します。(機械加工であれば、SS400と
大差なく製造可能ですが、プレス等によって製造しようとすると、極めて難しくなってゆきます)⑩更に、溶接するときも溶け込んだ部位が脆くなる等の
変化がある為、注意が必要になります。
⑪塑性加工の困難さはその形状凍結性の悪さによります。つまりYP値が高いということは、弾性限度が高くなることを意味し、スプリングバックが大きくなる
のです。(スプリングバックはYP値に比例し、ヤング率に反比例します)

以上の性質からハイテンを使用する目的は⑫製品の強度向上、あるいは⑬製品の
軽量化ということに尽きます。⑭しかし、軽量化する場合、剛性に余裕がないとできません。(又は、軽量化しながら、断面二次モーメントを大きくできれば可能ではありますが、一般には難しいと思います。)

ハイテンの種類は各鉄鋼メーカー殿のホームページで公開している論文もありますので、
参考にされると良いと思います。

以上簡単ですが参考になりましたら幸いです。
2006-04-03 01:40:05
調査時間:1時間未満
種類:答え
平均の満足度:
1票
どんな人
関係者
自信
自信あり
お礼
2006-04-03 22:06:55
わかりやすい説明ありがとうございます。
JFEのサイトからもハイテン鋼のカタログを見つけました。
ハイテン鋼といってもたくさん種類がありますね。
ありがとうございました。

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