2001-02-13
株式会社フォトロン（社長 長瀬 朋彦、以下 フォトロン）は、製造業向けウェブサイト運営の「株式会社エヌシーネットワーク（社長 内原康雄 以下 NCネットワーク）と技術協力し、インターネット上にて3D設計モデルを閲覧しながら会議が出来る電子会議室サービス「Cyber Communication Service」（以下CCS）を、平成13年 2月 20日より試験サービスを開始することで合意しました。
製造業の現場では、顧客から設計図面データを電子メールやファックスで受け取った後、実際に加工をはじめるまでに、形状や精度の確認のため、図面を見ながらの打合せが日々行われております。
そこで、このCCSを利用することで、遠隔地にいながらにして自分のデスク上で、 3D設計モデルをリアルタイムに見ながら図面上の形状にマークやコメントをつけたりするなどの打合せが可能になります。これにより、時間や地理的条件に制約されること無く、図面の細部の確認が可能となり、これまでの打ち合わせに要していた時間、コストが大幅に削減でき効率化されます。また製品品質を上げ、リードタイムを短縮し、打ち合わせ上のミスを事前に防ぐなど、製造業の業務効率化につながるツールです。
「CCS」はPC、クライアントソフト（契約者にCD-ROMにて配布）、インターネットのインフラさえあれば利用できます。設計者と金型・試作品メーカー間はもちろん、同じ会社の部門間、外注協力工場との間などで、立地条件やシステムなどインフラ環境にとらわれず、幅広いユーザーが使えるのが大きなメリットといえます。ASPという方式をとることにより、低価格、かつメンテナンスが楽であることももちろんメリットのひとつです。
「CCS」は、CAD技術とインターネット技術により融合させフォトロンが開発致しました。‘気軽に使える電子会議室’ をコンセプトとしており、さまざまなCADフォーマットから超軽量XVLファイルフォーマット*に変換することでWeb上の快適な通信、リアルタイム性を実現しております。 ユーザーは、あらかじめネット上に設定された会議室に図面データをアップロードし、そこに入室を許可されたメンバーが決められた時間にアクセスしセッションを開始します。 また電子議事録機能や、スナップショット等の記録モードにより打ち合わせ内容が記録保存されるので、打ち合わせ時の認識ミスなども防ぐことが出来ます。尚、サーバーに保管されたデータは暗号化されており、アクセス権により外部からの進入を遮っておりますので、インターネット上でも安心して利用できます。 *XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
今回、フォトロンは、設計・金型・成形など全国6600社の中小製造業の会員を持つNCネットワークと協力することにより、「CCS」の幅広い普及と、電子会議ツールとしての機能の拡充をはかります。NCネットワークは、比較的IT利用度が高い中小製造業の会員を多く持っており、この「CCS」を安価なASPというかたちで提供することで、製造業現場でのさらなる業務効率化を支援します。
先ずはこの3次元版「CCS」を2月20日より希望ユーザーに先着100名限定で募り3ヶ月間のフリートライアルを開始します。フリートライアルの申し込みはNCネットワークホームページから申し込む形となります。尚、商用サービス開始は2001年5月1日を予定しております。今後は、フォトロンの持つCAD要素技術を基に、2次元図面データでも、同様の電子会議ASPサービスを検討しております。
本リリースに関するお問合せ先
・株式会社フォトロン ＣＡＤ関連システム営業部 鎌田（かまた）
東京都渋谷区渋谷１丁目９番８号 朝日生命宮益坂ビル
TEL：03-3486-3471 FAX：03-3486-8760 mailto:ccs-master@photron.co.jp
URL： http://www.photron.co.jp/
・株式会社エヌシーネットワーク 事業企画グループ 角田（つのだ）
東京都千代田区神田東松下町10-2上田ビル本館
TEL 03-5298-8966 FAX: 03-5298-3513 mailto:tsunoda@nc-net.or.jp
URL： //www.nc-net.or.jp/
