第2回 インターネットのビジネス利用状況アンケート調査

ホームページを持っている中小製造業のうち3割強が受注獲得

このアンケート結果は平成11年6月25日の日本工業新聞、 平成11年7月6日の日経産業新聞に掲載されました)

NCネットワークのEMIDAS登録会員に対してホームページ営業についてのアンケート調査を行い、212社より回答を入手した。
このアンケートの回答によると、ホームページを持っている会員企業の3割強がホームページを通じて新規取引先を獲得している

営業力の弱い中小製造業にとってホームページは効果的な営業ツールであり、ホームページを含めた積極的なインターネット利用が、中小製造業の生き残りにとっては不可欠である。
調査方法 Web上でのアンケート回答入力
(従ってインターネット接続可能な企業のみ)
調査対象 EMIDAS登録会員
1社あたりの年間売上高平均8.2億円
有効回答数 212社
調査時期 99年6月9日~6月20日(12日間)
回答者の役職  212社のうち取締役以上の経営者自身による回答が80人(38%)。
経営者層が直接インターネット営業に関心を示していることがわかる。

設問1
自社ホームページを持っているか?
はい 147(69%)いいえ 60(28%)無回答 5(2%)

設問2
自ホームページを通じて受注があったか?
(設問1で‘はい‘の回答者のみへの設問)
受注あり 45(31%) 引合のみ 54(37%) 受注・引合ともになし 48(33%)

受注ありと引合のみをあわせると、
7割弱の企業がホームページを見た新規取引先からのアプローチを受けている


設問3
ホームページを通じて受注した新規取引先への年間売上高?
(設問2で‘受注あり‘の回答者のみへの設問)
10万円以下 12(27%) 10万~100万円 20(44%)
 100万~1000万円 8(18%) 1000万円以上 5(11%)

昨年9月に調査した時(回答数は83社)は100万円以上の比率が2割であったが、
今回はその比率が3割と増加している。
ホームページで始まった小額の取引が実のある金額の大きい取引に移行しつつある

設問4
ホームページを通じての新規客先の数?
平均値は6.5件で中には50件の新規客先を獲得している企業もあり。

設問5
ホームページを通じての受注が今後増加すると思うか?
はい 132(62%) いいえ 33(16%) 無回答 47(22%)

NCネットワークのEMIDAS登録会員はインターネット上の工場検索エンジン (EMIDAS工場検索エンジン)に自社の製造情報を登録しており、 インターネットに対してして前向きな企業が多く、ホームページによる受注が今後増加すると見ている。

平成11年6月23日