第8回 インターネットのビジネス利用状況アンケート調査

EMIDASパートナー利用者「受注・引合」が9割に!

 NCネットワークのEMIDAS登録会員(データベース会員)に対してホームページ営業についてのアンケート調査を行い、有効回答は498社だった。
(アンケートにご協力いただいた企業一覧はこちら▼▼▼ 別ウィンドウが開きます)

 今回はやや低調だった前回に比べ、全体的な上昇がうかがえる。
 微動ではあるが、自社HPの利用者、HPでの受注に増加が見られ、新規取引先数、受注額で上方へのシフトの気配が見られる。
 特にHPでの受注においては、EMIDASパートナー利用者と一般会員を比較したとき、パートナー利用者では引合以上が9割近くに達した。

 その中でも、インターネット営業に積極的に取り組み、受注を獲得したエミダス会員2社にスポットを当て、ネット受注の秘訣と取り組みについてご紹介いたします。

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調査方法Web上でのアンケート回答入力
調査対象EMIDAS登録会員
有効回答数498社
調査時期平成14年9月24日~10月7日(14日間)
設問1  自社ホームページを持っていますか?

自社HPがある 379件(76.1%)
HPなし 90件(18.1%)

自社ホームページを持つ会員の割合は前回から約6ポイント増加した。


設問2
   この一年間にホームページ(EMIDAS含む)を通じての
   受注がありましたか?

受注あり 206件(41.4%)  引合のみ 148件(29.7%)
受注、引合ともなし 118件(23.7%)

「受注あり」が前回比5.3ポイント増となっている。前回のレポートでは”微増は誤差の範囲”としたが、緩やかな上昇線上にあるといえるのかもしれない。
 また前回、前々回と「受注、引合ともなし」とほぼ同程度の数字だった「引合のみ」が、今回は6ポイントの差をつけ、「受注あり」と合わせて70%のラインをゆっくりと超えた。


 設問2(補)
   この一年間にホームページ(EMIDAS含む)を通じての受注がありましたか?
   (EMIDASパートナーの利用度と合わせて)

「受注あり」または「引合のみ」
○EMIDASパートナー  128件(88.3%)
○一般エミダス会員   226件(64.0%)

EMIDASパートナー利用者 145社(29.1%)  一般EMIDAS会員 353社(70.9%)

EMIDASパートナーの利用度は29.1%で、全体の約3割に達した。EMIDASパートナー利用者の受注、または引合のあった件数は前回よりさらに数字を伸ばし、比率が9割に達しようとしている。


設問3
   この一年間にホームページ(EMIDAS含む)で受注した
   新規取引先は何社ですか?
   (設問2で「受注あり」の回答者のみへの設問)

1社 28件(13.6%)  2社 45件(21.8%)
6~10社 48件(23.3%)

新規取引先数において増加傾向の「6~10社」は、今回ついに23.3%と最も多いゾーンとなった。数値を落としたのは「1社」で、新規取引先数は全体的により多数のゾーンへシフトしているようだ。


設問4
   この一年間にホームページ(EMIDAS含む)で受注した
   新規取引先への売上額は?
   (設問2で「受注あり」の回答者のみへの設問)

10万円以下 35件(17.0%)
10万円~100万円 84件(40.8%)
100万円~1000万円 66件(32.0%)
1000万円以上 17件(8.3%)

受注額1億円以上の企業は今回は3件ある。売上額についても、高額のゾーンへの遷移が進んでいるようだ。


設問4-a  設問4で回答した受注額は前年度と比べて?

増えた 90件(43.7%)  減った 41件(34.0%)
ほぼ同じ 70件(34.0%)

前回比を見ると各項目で変動がある。「増えた」6.5ポイント増、「減った」7.6ポイント減、「ほぼ同じ」8.9ポイント増となっており、「減った」が3割に達し「増えた」が4割をきった前回からやや持ち直した傾向が見える。


平成14年10月17日