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ばねの使用される環境を大きく分けると、低温~常温状態と高温状態に分けられます。
低温~常温状態の使用では、金属ばねであれば、熱(へたり)耐性に気を使うことはあまりありませんが、高温状態になると話が変わってきます。
一般的なばね材料の高温環境での使用限界温度は以下のようにされていますが、捉え方としては少し注意が必要です。
SWP-A:120℃
SWOSC-V:220℃
SUS304WPB:250℃
インコネルX750:450℃(耐熱用の特殊素材)
その注意点とは、使用限界温度内であっても、ばねの許容できる応力そのものが低下するので、常温の設計と同等に考えるとへたりが発生してしまうということです。
ばねの設計をする際、許容応力を材料の引張強さから求めますが、高温状態では引張強さそのものが低下します(弾性係数も低下しています)ので、使用温度状態のときの引張強さで考える必要があります。
また、《発生応力/引張強さ》でみる応力係数は常温0.4~0.5を使用限界温度付近では0.3~0.4程度と考える必要もあります。
(残念ながら素材別・温度別の引張強さ・弾性係数の低下率の資料はありません)
使用限界温度付近の使用で、ばねがへたってしまっているという時、
高級な特殊素材に手を出す前に、ばねの仕様を見直して、ばね自身への負担(応力)を下げてみるのも手かもしれません。
沢根スプリング株式会社
〒432-8523 静岡県浜松市南区小沢渡町1356
TEL:053-447-3451 FAX:053-448-8298
E-mail:soudan@sawane.co.jp
URL:https://www.sawane.co.jp
担当者:内山
会社名 |
沢根スプリング株式会社 (さわねすぷりんぐ) |
エミダス会員番号 | 3012 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 静岡県 浜松市中央区 |
電話番号 | 053-447-3451 | FAX番号 | 053-448-8298 |
資本金 | 3,000 万円 | 年間売上高 | 86,000 万円 |
社員数 | 54人 | 担当者 | 白柳毅 |
産業分類 | 産業用機械 / 輸送機器 / 医療機器 | ||
主要取引先 |
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