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強度保ち25%軽量のリニアブッシュ
ヒーハイスト精工 フランジ部に高強度樹脂材を採用し、金属と一体成形したリニアブッシュ「ハイブリッドフランジリニアブッシュ」を発売した。フランジと外筒の結合にインサート成形を採用。従来品と同等の強度を保ちながらも約25%の軽量化と40%の低価格化を実現。軽量化によりシリンダーを利用した押し出しユニットや昇降ユニットなど可動部への利用に適する。価格はオープン。3年以内に年間1億円の販売を見込む。(049・273・7000)
2014年6月2日 日刊工業新聞 21面
最終更新日:2016-02-15
クランプ位置自在に
トークシステムとヒーハイスト精工は、 クランプ機構を内蔵したリニアブッシュ 「HTCL型=写真はストレートタイプ」を共同開発した。 片方向への移動、クランプ位置決めを自在にできるのが特徴。 クランプ開放は樹脂治具を内径部分に押し込むのみと容易。 シャフト径は8ミリメートルと16ミリメートルに対応。 ナット形状はストレートタイプとフランジタイプの2種類を用意した。 価格は2,500~3,000円(消費税抜き)。 顕微鏡の位置決めや自動機構向けに提案し、初年度5,000個の販売を見込む。 トークシステムの自社製品「クイッククランパー」と ヒーハイスト精工のリニアブッシュ製品の技術を組み合わせた。 クランプの保持器(リテーナー)のコンパクト化などにより、 クランプ機構をリニアブッシュの円筒内に納めた。 クランプ動作はリニアブッシュの外筒に設けられたテーパー(先細り)面と シャフトとの間にあるローラーがリテーナーにかみ込むことで 有効になる仕組み。
2014年6月13日 日刊工業新聞 7面
最終更新日:2016-02-15
3Dプリンター熱溶融積層式開発
【川越】ヒーハイスト精工は熱溶融積層式の3Dプリンター(写真)を開発した。下部のワークテーブルを固定したまま、上部の樹脂押し出しヘッドを自在に動かして成形する仕組み。尾崎浩太社長は「ワークテーブルも動く従来式では難しかったインライン化、ケタ高の製品に対応できる」と期待を寄せる。全ての構成部品を設計し、半年間かけて完成した。
ヘッド周りのリニア機構には主力製品であるリニアブッシュを20個搭載し、3次元の全方向の複雑な動きを実現した。ただ樹脂を押し出す熱溶融式ノズル機構は樹脂積層の精度に課題が残るため、パートナーを募る計画で、「製品化にこぎ着けたい」と意気込んでいる。
2014年1月10日 日刊工業新聞 6面
最終更新日:2016-02-15
月内に細径直動ベアリング12種
【川越】ヒーハイスト精工は新型の細径直動ベアリング「有限ストロークボールスプライン=写真」シリーズ12種を月内に発売する。回転ベアリングの内輪をなくし、スプラインの外筒部にボール受溝を直接刻み、シャフト外径を狭めた。価格は未定。初年度に数千万円の売上を見込む。
シャフト外径は4ミリ、5ミリ、6ミリメートルの3種類。有限ストローク長は15ミリ、25ミリ、35ミリメートルと、高剛性タイプ15ミリメートルの4種類をラインアップした。「スプラインの採用により、チップマウンターヘッド部を小型化できるようにした」(尾崎文彦専務)としている。
[2010年7月5日 日刊工業新聞 7面]
最終更新日:2012-03-27
ヘッド先端 狭ピッチ化 スプライン開発 ヒーハイスト精工
【川越】ヒーハイスト精工はチップマウンターのノズルヘッド向けに狭ピッチ化可能なスプライン(回転動力を伝達できる直動ベアリング)を完成した。6ヘッドを並べた場合(写真)ほぼ6センチメートル幅に収められる。回転ベアリングおよびプーリーやギア組み込みユニットとして、20日に発売する。第39回インターネプコン・ジャパンに参考出展する。
価格は未定。初年度5000万円の売り上げを見込んでいる。回転ベアリング部分の内輪をなくし、スプラインの外筒部にボール受溝を直接刻んだ。これにより、回転ベアリングの直径を10ミリメートルと狭くでき、ヘッド先端同士の距離を12ミリメートルと狭ピッチ化した。中心軸系4ミリメートル。
ヘッド部の小型化により、ピッチマウント時のトルクや移動距離が少なくて済むため「ピッチ間隔が20ミリメートルの場合と比較して、電力比較を半分程度に抑制できる」(尾崎文彦専務)という。有限直動と、無限直動の2タイプを用意した。
[2010年1月19日 日刊工業新聞 7面 ]
最終更新日:2012-03-27
他人がやれない分野で攻勢※2009年11月27日 日刊工業新聞 「埼玉県上場企業トップインタビュー」
埼玉県内に本社機能を立地する上場企業。国内外で営業展開するなど、企業活動の範囲も幅広い。グローバルな視野から、埼玉県の情勢をどう見ているか。株式公開の意義が問い直されつつある中、上場を続ける企業への注目も高まっている。それぞれのトップに経済・行政・地域社会などさまざまな角度から聞いてみた。
-現在注力している取り組みはなんですか。
「2008年のはじめごろ“選択と集中”を行った。従来は多くの開発案件を抱えていた。ある展示会のとき、売れるものを作ってくださいと、お客さまに身近な立場にいる営業担当者に言われて気づいた。当社の主力製品は産業機械向けなどの直動軸受だ。この技術に関するものや市場ニーズのある製品の開発に絞り込むことにした」
「現在四つの製品開発のプロジェクトが進行中で、営業、技術、製造の担当者らが一丸となって取り組んでいる。完成したものは来年1月の展示会に出展する予定。厳しい経済情勢だが、会社が強くなるチャンスだ」
-貴社の強みは。
「スピード対応力をさらにたかめねばならない。埼玉県の拠点には技術、営業、製造の各部門が近くにいるため、即集まれる。横ぐしの通りやすい環境だ。また最近は、社員同士のコミュニケーションが向上しているようだ。たとえば従来、技術部門は黙々と設計するなど、お互いに話しかけづらい雰囲気だった。そこで今年ぐらいから“ワイガヤ”を始めた。最初は私が技術部の者を食堂へ連れて行き、互いの仕事の経過報告など雑談させた。雑談は製品開発のきっかけとなる。今は他部門の者を交えて自発的に行われている」
-先行きが見えない経済情勢が続いています。
「今年度の課題は、自社の強みと顧客ニーズ、かつ他社がやれない分野でチャンスをつかむことだ。不況とうまく付き合うためには、一度前向きなシナリオを描く必要がある」
最終更新日:2012-03-27
ヒーハイスト精工、エレ分野向け精密位置決め関連装置を強化
【川越】ヒーハイスト精工は、07年からエレクトロニクス分野の製造装置をターゲットとした精密位置決め関連装置事業を強化する。同装置はこれまで工作機械向けが主力だったが、装置のコンパクト化やメカトロニクス技術の高度化を通じ、露光装置向けなどエレクトロニクス分野を深耕する。全社売上高に占める同分野の売上比率を現在の約10%から09年度までに約30%(約10億円)に引き上げる計画。
同社では現在、開発人員の増強、他社との協業を通じ、位置決め製品のメカトロニクス化を進めている。この一環として開発した「小型アライメントステージ」は、千葉精密(千葉県船橋市)のリニアモーター機構の平面モーター技術を融合。縦横各60ミリメートル、厚さ25ミリメートルのコンパクトなステージを製品化した。
また「フレキシブルジョイント付Z軸アクチュエーター=イラスト」は、3点のアクチュエーターが連動して、テーブルの水平度を微調整。顕微鏡装置の光学台や傾斜制御治具としての利用を見込む。
[2006年12月5日 日刊工業新聞]
最終更新日:2012-03-27
F1のホンダ優勝、士気高まる協力メーカー
自動車F1シリーズのハンガリー・グランプリ(6日開催)で、ホンダはエンジンと車体を合わせた単独チームとして、39年ぶりに優勝。埼玉県内には本田技術研究所(和光市)や埼玉製作所(狭山市)など開発製造拠点が集積し、協力メーカーも多い。喜びに沸いた優勝から1カ月近くがたち、落ち着きを取り戻してきた地元企業は、また新たな挑戦に燃えている。(川越・山下裕子)
【勝てるレベル】
部品試作を担当しているヒーハイスト精工の尾崎浩太社長は「優勝した日に、研究所関係者に電報を打った。ますます難易度の高いものに挑戦していきたい。試作、中量産的な製造にも取り組んでいければ」と興奮気味。
また、鋳造用金型メーカー、石川製作所(三芳町)の新谷一宏社長は「39年前に優勝したときからかかわりがある。今後の弾みにつながれば」と喜ぶ。県内試作部品鋳造メーカーは「負けるたびに、うちの責任ではないかとハラハラしてきた。勝つまで暗中模索だったが、やっと勝てる技術レベルが見えてきたのでは」とほっと胸をなでおろす。
【新たな取引に】
現在、二足歩行ロボット、ASIMOなどの試作を担当するアルファー精工(同)の高橋哲造社長は「ホンダはレーシングカー向け試作部品製作は、これまでの関連企業とのつながりを大切にする傾向が強い。今後、新たな取引につなげたい」と意気込みをみせる。
【新テーマ次々】
また、埼玉製作所の製造ライン制御などに携わる大星電機(狭山市)の若松泰誼社長は「協力メーカーであるだけでなく、社員はホンダ車のファンが多い。今後も、レースで白星を飾ってほしい」とエールを送る。
次々と打ち出されるホンダからの新たなテーマに食らいついていく中で、各社の技術力とともに社員の士気は一段と高まりそうだ。
[2006年8月31日 日刊工業新聞 28面]
最終更新日:2012-03-27
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