測定機器・試験機
直下くん
直下地震検知器「直下くん」は、地震動のP波(Primary wave :初動)を解析して強い直下地震の発生を瞬時に検知し、激しい揺れを引き起こすS波(Secondary wave:主要動)の到達前に地震検知信号を出力して、人の避難や設備機器等の緊急制御を目的とする自律型の地震検知器です。
主な特長は以下の通りです。
①「直下くん」は3成分の地震センサーを内蔵し、地震動の強さをリアルタイム震度に測定する地震計です。
②リアルタイム震度の最大値は気象庁の計測震度に相当し、設置場所の震度を実測します。
③「直下くん」は「震度・震央距離推定機能」により、「直下」・「近傍」の地震は震度5弱(計測震度4.5)に達する前に検知し、震央距離に応じた「直下」・「近傍」・「その他」の地震検知信号を出力します。
(「直下、近傍、その他」は震央距離による区分で、概ね30km以内、30~60km、60km以上、但し、地盤等の影響で、距離区分)
④近く・強い地震ほど検知時間が短く、多くの場合、震央でも3秒程度の余裕時間が得られます。
⑤震央距離30km以内では、多くの場合、緊急地震速報の第1報より「直下くん」の地震検知の方が先行します。
⑥震度4(計測震度3.5)以下の地震や人工振動は検知せず、不要検知がなく、震度5弱(計測震度4.5)以上の地震を見逃しません。
⑦特定を震度2(計測震度1.5)程度に設定すると、「直下地震」以外では、地震検知信号に先行した予告信号(特定)を出力し、あらゆる地震に備えることができます。
⑧リアルタイム震度のアナログ出力を標準搭載しており、各種レコーダで記録できます。
リアルタイム震度を記録すれば、最大震度だけでなく、P波到達から地震終息までの地震動の時間変化、強震動の持続時間等が把握でき、被災直後に必要な情報を適確・迅速に収集できます。
⑨小振幅のやや長周期地震動(片振幅1cm、周期3~10秒)を検知できます(オプション機能)。
⑩LANを通じてコンピュータと接続できます(オプション機能)。
⑪地震検知のために通信費・情報料を必要としません。
⑫緊急地震速報受信機と組み合わせると、両者の利点を融合したシステムが構築できます。
【用語の説明】
・3成分の加速度センサー:地震動の加速度成分をX、Y、Zの3成分に分けて測定するセンサー
・リアルタイム震度:P波到達から地震終息までの地震動の時間変化を「震度を尺度」に計測する方式
リアルタイム震度の最大値は「計測震度」に相当する
・計測震度:地震動の強さを示す値(気象庁の検定に合格した震度計で測定した震度)
・震央:震源の真上の地表
・余裕時間:地震検知から防災に利用可能な時間(震度6弱(計測震度5.5)以上で人は歩行困難となるため、地震検知~震度6弱または最大震度に達するまでの時間を「余裕時間」とする)
・震央距離:震央と「直下くん」設置場所までの距離(震源距離:地下の震源と設置場所までの直線距離)
・不要検知:危険の無い地震や地震以外の人口振動を強い地震と誤検知すること⇒不要な検知
不要検知が多いと利用者の信頼感が低下し「狼少年的弊害」が生ずる
・:特定:ユーザが自由に設定できる警戒震度で、通常は震度5強程度に設定して設備機器の緊急制御用に使用するが、震度2程度に設定すると近傍(30km)以遠の地震の予告に使用できる
会社名 |
株式会社TAOソリューションズ (たおそりゅーしょんず) |
エミダス会員番号 | 83415 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 武蔵野市 |
電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
資本金 | 800 万円 | 年間売上高 | 10,000 万円 |
社員数 | 5人 | 担当者 | 小田 聡 |
産業分類 | 通信機器 / 測定機械 / 事務用機器 | ||
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