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富士電子工業では、高周波焼入れの受託加工や試作を承っております。
今回は、焼入れ技術に欠かせない鋼の性質に及ぼす熱処理の影響についてご紹介します。
🔶硬さと引張り強さ
鋼を焼入れし組織をマルテンサイト化するだけでは硬くてもろくなってしまうため、一般的には焼入れ後に焼戻しという処理を行います.
焼戻しによって組織はソルバイトとなり、硬さと引張強さは低下しますが伸びや絞り、衝撃値は大幅に改善されます。また、焼入れ条件は同じであっても完全焼入れ後に焼戻し処理を行った場合は、引張り強さや降伏強さ、絞り、衝撃値が高くなります。
🔶衝撃値
完全焼入れ後の焼戻し処理で組織が微細ソルバイト化した場合は衝撃値が高くなりますが、不完全焼入れ後の焼戻し処理では、組織にパーライトが混在し衝撃値が低下します。
また、焼戻し処理温度によっては衝撃値が低下する場合があります。例えば炭素鋼の場合では300℃前後で低温焼戻しぜい性があり、ニッケルクロム鋼などの合金鋼では500~600℃で高温焼戻しぜい性があるため共に衝撃値が低下します。そのためこれらの温度領域では焼戻し処理は避ける場合が多くなっています.
🔶耐摩耗性
冷間加熱用金型材などでは、熱処理によって耐摩耗性を高めています。一般にある硬さまでは、硬さの増加に伴い耐摩耗性も向上します。しかし材料の摩耗現象は、材料の性質によるだけでなく接触する相手の材質によっても変化するので材料自体の耐摩耗性だけでは判断が難しいのが現状です。
富士電子工業では、これらの性質を最大限に活かす焼入れ方法をご提案させていただきます。
焼入れをご検討の方、現状の焼入れにお悩みのある方はぜひ一度富士電子工業へお問合せ下さい。
~熱処理 高周波焼入れ 鋼 影響~
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会社名 |
富士電子工業 株式会社 (ふじでんしこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 88995 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 八尾市 |
電話番号 | 072-991-1361 | FAX番号 | 072-991-1309 |
資本金 | 8,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 130人 | 担当者 | 能美 |
産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
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