日本カニゼン株式会社は、1955年に日本で初めての無電解ニッケルめっき加工業、めっき液の製造・販売業として創業して以来、半世紀を超えた現在まで、皆様方の厚いご支援と信頼を頂いて参りました。
当社の社名でもあるKANIGEN(カニゼン)とは、C(K)atalytic(触媒的に)、Nickel(ニッケルを)、Generation(生成する)の頭文字から命名されたものです。
「カニゼンめっき」の名称は、無電解ニッケルめっきの代名詞として市場に深く浸透しており、素材・形状を選ばずにめっきが可能で、かつ均一成膜性による優れた作業性・量産性と、耐食性、耐磨耗性、潤滑性等に代表される種々の皮膜特性を提供可能な“高機能めっき”です。
創業以来、当社の無電解めっき技術は、自動車産業をはじめとした産業界のニーズに幅広く応えると共に、その発展に微力ながら貢献してきたものと自負しております。
当社は2002年より表面処理分野の国内最大手である日本パーカライジング株式会社グループに参入し、国内市場はもとより、海外市場を視野に入れたグローバル企業として、
Re-Branding “KANIGEN”
をキャッチフレーズに邁進して行く所存です。
今後ともパーカライジング・グループの優れた表面改質技術と当社の無電解めっき技術の融合を意識しつつ、独創性に溢れた研究開発力やものづくり力の研鑽に努めて、めっき・表面処理技術の進歩・発展に貢献していくと共に、地球環境保全をはじめとした社会的責任・使命を追求して参ります。
今後とも皆様方のより一層のご支援をお願い申し上げます。
代表取締役社長 川口 純
最終更新日:2020-05-13
1.最高の品質とサービスを顧客に提供するために、永続的な企業の成長と発展を果たします。
2.個を尊重し、安全で働きやすい職場環境づくりを目指します。
最終更新日:2020-05-13
生産体制
ISO9001に基づいた、厳格な品質管理
安心と信頼をお届けする工場
加工工場
当社群馬工場は、国内最大級の規模と設備を誇り、自動車や電子機器などの量産小サイズ部品からプラント関連の大型ロール等、様々なサイズ・形状部品のめっき加工が可能です。
また環境面においては、大型排水・排気設備や、ニッケル回収技術(ReVEX®)、めっき液リサイクル技術(CirVEX®)などの最新鋭の環境設備を完備するとともに、実用化技術の拠点として、鉛フリーめっき液等、次世代環境対応型めっき液の実用化にも取り組んでおります。
群馬工場
薬品製造工場
各種無電解めっき液・各種処理剤(シューマー®)は、ISO9001に基づいた厳格な品質管理の下、千葉・四日市の両工場にて製造しています。
出荷体制については、お客様のニーズに合わせ、20ℓキュービから1000ℓコンテナなど様々な荷姿でお届けしています。
海外のお客様に対しても、カニゼン・タイランド、カニゼン(上海)貿易有限公司にて、国内同様のサポートを行っています。
四日市製造工場 千葉製造工場 上海製造工場 タイ製造工場
最終更新日:2020-05-13
環境への取り組み
かけがえのない地球環境と社会資本の再構築を目指しています。
日本カニゼン株式会社は、当社が行う事業そのものが種々の材料に化学的あるいは物理的安定性を付与し、それらの耐久性を向上させることを通して、省資源、強いては地球環境保全に貢献してきたことを認識し、
経営理念である
「①最高のサービスを顧客に提供するために、永続的な企業の成長と発展を果たします。」
「②個々を尊重し、安全で働きやすい職場環境づくりを目指します。」
を踏まえて、以下のように環境方針を定める。
1.当事業所は、安全と環境に配慮した製品製造及びその適用技術展開を通じて社会に貢献する。
2.当事業所は、環境保全に関連する法令、条例を順守し、地域コミュニケーションや環境美化活動を通じて社会からの信頼確保に努める。
3.当事業所は、リスクアセスメントにより継続的なリスク低減を図り、危険源の除去と環境汚染の予防に努める。
4.当事業所は、善活動を通して環境負荷の低減と安全で明るい職場づくりに取り組む。
この方針を達成するために、環境目的および環境目標を設定し、当事業所の全部門・全階層の力を結集して、継続的な環境保全に努める。この環境方針は、当事業所の全従業員、並びに当事業所とともに働く全ての人に周知し、一般にも公開する。
2018年5月1日
日本カニゼン株式会社
ISO14001活動
当社は2009年4月に全社統一システムとして、ISO14001の認証取得、運用を開始し、マネジメントシステムのPDCAサイクルに沿った環境負荷の低減を図る活動に取り組んできました。ISO14001:2015年版改訂に伴い、2016年12月より、加工分野である群馬工場と、製造分野である千葉製造工場、四日市製造工場に適用範囲を変更し、運用を開始しています。
今後も、当社の環境方針にありますように“地球環境保全に貢献する企業”を目指して継続した活動を展開してまいります。
・環境法令規制に対応した商品設計
WEEE、RoHS指令対応無電解めっき液を積極的に開発しています。またPTFE含有めっき(カニフロン®)はPFOS、PFOAを一切使用していません。
・CO2の排出削減
めっき加工・めっき液製造工程において、熱エネルギー消費の徹底した抑制に取り組み、省エネ化、CO2排出削減に努めています。
・資源のリサイクル
めっき廃液中には有価資源であるニッケルやリンが含まれています。当社では資源リサイクルに貢献するニッケル回収システム「ReVEX®」を開発し、当社群馬工場に導入しています。
・ローエミッション化
「液の廃棄頻度を減らす」という観点からめっき液の長寿命化システム「CirVEX®」を開発し当社群馬工場にて導入しローエミッション化への取り組みを展開しています。
また当社四日市製造工場・千葉製造工場・タイ製造工場では「リユース」という観点から容器回収再利用業務による廃棄物削減を進めています。
・資源枯渇の抑制化
めっき特性・機能を満足させつつ、更なるめっき皮膜の薄肉化を行うことで、限りある資源の枯渇を抑制する試みにも取り組んでいます。
最終更新日:2020-05-13
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