全社員一丸となり取組んだ社内一斉3S活動  (株式会社野上技研)

株式会社野上技研

全社員一丸となり取組んだ社内一斉3S活動5S活動担当者:常務取締役 野上哲也       取組期間:2010年 12月 ~  2011年 3月

工場内に無駄な資材が多く、管理も行き届いていない状況を改善するため、5S活動を先導する「5S委員会」が2010年の6月に発足した。手始めとして最も基本となる3S活動を徹底的に行うため、「社内一斉3S活動」を行った。その結果、作業スペースの確保等、社内5S活動が大きく前進した。

株式会社野上技研

所在地

茨城県 常陸大宮市 泉1136-3

TEL

0295-53-2188

FAX

0295-53-1228

事業内容

精密治具設計・製作 / 精密刃物製作

『全社員一丸となり取組んだ社内一斉3S活動』へ取り組んだ内容

5S委員長の常務取締役を筆頭にして、製造一課、二課各二名で構成された5S委員会により、以下の手順で「社内一斉3S活動」を行った。当日は工場の作業を終日ストップし、パートさんから社長までの全従業員が参加した。
①工場外にブルーシートを敷き、各自の不用品を一箇所に集めた。(計測器、冶具、工具、製品在庫、文房具等に分別)
②各自持ち回り及び課内共有スペースの整頓、清掃を行った。
③各自、集められた不用品から使用したいものを受け取る。
④持ち寄られた物の分別及び廃棄品、在庫の明示、その後の管理担当者を決定した。

『全社員一丸となり取組んだ社内一斉3S活動』から得られた効果

「社内一斉3S活動」により、不用品に圧迫されていた各自の持ち場のスペースが十分確保され、工具、計測器等の姿置きに始まる目で見る管理、冶具類に関しても必要なものを必要なだけ置く三定管理ができるようになった。
また、在庫の管理者を決定したことにより、不要な在庫が発生しない管理ができるようになった。
これにより、東日本大震災における社内の被害を抑えることにも貢献した。
最大の効果は、工場の作業をストップさせて全従業員で大規模な3S活動を行ったことにより、社員の5Sに対しての意識向上、習慣づけができたことであった。
さらなる意識の向上を図るため、現在は毎日の3S活動とあわせて月ごとにテーマを決めて社内環境改善活動に取り組んでいる。