25年ぐらい前の粉末ハイスの出始めのころに、OSGの工場見学に行き
その時聞いた説明では
難削在には従来のハイスに比べ耐磨耗性が優れているので有効だがS55Cでは
差は少ない
切削条件では切削速度は従来ハイスとはあまり変らない
研削性が良いので砥石で整形する場合は焼けにくい、従来のSKH51では耐磨耗性は
良いが研削性が悪いので焼けやすい
余談ですが当時粉末ハイスエンドミルは少し黄色い色がついていましたので
なにか表面処理で切削性がちがうのか聞いてみると
「従来のハイスとの区別をつけるだけで性能には影響しない」
とのことでした
この当時はOSGが超微粒子超硬エンドミルを出したころでまだ超硬エンドミル
はかなり高かったころです
たしかソリッド超硬5Rボールエンドミルが5万円ぐらいしたと思います