ここで取り上げる「プレス」は、 加圧(press)を加えて作業(work)、加工することです。
たんに「プレス」というとプレス機械(後述)を指すことが多いようです。
ここでは機械的に圧縮、加圧(press)を加えて鉄板(軟鋼板)を加工することを「プレス加工」とします。
英語では「press work」「press working」「stamping」などと呼ぶらしいです。
ちなみに、報道機関、クリーニング屋さんのアイロン掛けも「プレス」と呼びます。
同じ品質の製品を大量に安く少ない時間で繰り返し生産できる手段。
私たちの身の回りを見渡すとプレス加工製品は極身近に数多くあります、またこれらは普段当たり前のように接している物から、「エッこんなとこまで!」と言う物まであります。
プレス加工品をつくるのには「プレス金型」が必要になります。
例えば、たい焼き、たこ焼きには鉄板が必要です、押し寿司、プリンやゼリーをつくるにはカップが必要になります。
たい焼きの鉄板、プリンのカップがプレス金型に相当するでしょうか。
【た い 焼 】
型:模範となる一定の形
金型:金属で出来た型
であるならばたい焼き、たこ焼きの鉄板は金型である。しかし金型の分類にたい焼きの鉄板は無い?!
(↑ジョークです、とりあえず忘れてください)
同じものを大量に繰り返し生産するときに金型は使われる。
ハサミで紙を切るとき、「ハサミ」だけでは仕事はできません。
人が外力を加えてはじめて紙を切ることができます。
このときの「ハサミ」と「人」の関係をイメージしてください。
「ハサミ」を「金型」に例えます、では「人」は?
外力を加える「人」は「プレス機械」に例えることができます。
金型だけでもプレス加工品は出来ません、「プレス機械」が必要になります。
「ハサミ」と「人」、「金型」と「プレス機械」切っても切れない関係ちゅーことでしょうか。
「プレス機械」の説明は次のページです。