地球環境の保護が叫ばれるなか、社会全体の課題としてリサイクルによる資源の有効利用に取り組む必要性が高まっています。
アルミニウムの特性の一つに、リサイクルしやすいことが挙げられます。
アルミニウムの再生地金を作るエネルギーは、ボーキサイトからアルミ 新地金を作る場合の3%のエネルギーですみ、残りの97%のエネルギーが節約できます。 このため、アルミ製品スクラップは他の材料と比較して価値が高く、リサイクルが進んでいます
また、アルミ資源の有効活用も図れるため、今後よりいっそうのアルミ製品 の回収と再生地金の利用拡大を進める努力が求められています。
需要分野 | 主要製品 | 平成12年需要 ( 万トン/年) |
ライフサイクル | リサイクル率(%) |
---|---|---|---|---|
輸送 | 自動車 | 120 | 約5年 | 80~90 |
土木建築 | サッシ | 800 | 18年 | 90~100 |
金属製品 | 印刷板 | 310 | 1年以内 | 30~40 |
はく | アルミホイル | 170 | 1ヶ月~数年 | 若干量 |
食料品 | 飲料缶 | 420 | 約1ヶ月 | 約80 |
執筆者紹介
アルミニウム・アソシエイツ 株式会社 代表取締役社長 菱田好文
ホームページ:http://alumi.shichihuku.com/