1.本講座の開講に当たって

生産性倍増などに関する書籍や技術雑誌を時々目にするが、改善前の状況と改善結果は記述されているが、改善活動のプロセスの説明があまりなされていないように思います。例えば、ラインバランスを取り、工程間を詰めて、レイアウト変更しただけで、生産性が30%も40%も上がったというような記事をよく見かけます。

この度、NCネットワーク事務局より講座開講のお話しがあったとき、受けるべきか否か躊躇しました。私は現在も先進企業を見学させていただいたり、技術雑誌等でもの造りを勉強中であり、講師の器ではありませんが、加工・組立ラインの改善・改革の仕事に15年ほど携わってきたので、実務面から何かお手伝いできるのではないかと考え、講座をお受けした次第です。

『生産ラインでの人や機械の動きで、時間が経過したとき付加価値を生まないムダな動作を徹底的に取ることで改善・改革を進める…』

このことが今回の講座のベースになっていますが、製造現場の改善・改革の活動を中心にご説明します。
少し間違ったことを言うことが有るかもしれませんが、そのときはご容赦下さい。
生産革新活動を推進される方々に少しでもお役に立てば幸いです。

ご意見、ご質問など有りましたらご一報下さい。fwga9771@mb.infoweb.ne.jp

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