4.ライン化の推進 生産ラインの形態

あなたの工場では、素材の投入から製品の出荷まで、川の流れのように淀みなく流れていますか。清々と流れていれば問題点(ムダ)が顕在化し、生産革新は進みますが、もし淀みがあれば問題点は埋没し、競合他社に遅れを取ることになります。生産ラインの形態についてステップを追って考えてみます。

4-1.生産ラインの形態

4-1-1.ステップ1 機種別(機能別)設備配置(多台持ち配置)

機種別設備配置

〈機種別設備配置・説明〉

〈この配置の問題点と改善の方向決め〉

4-1-2.ステップ2 直線ライン化(多工程持ち配置)

直線ライン化

【ライン化(1個流し)の成立条件】

【加工ラインの流れ化の条件】

【ライン化(1個流し)の効果】

ライン化の効果としては、後述の「ロット生産の問題点」が明確になり、改善のニーズが出ることにありますが、ただ工程順に設備を並べただけのライン化では大幅な生産性の向上は期待できません。ライン化により顕在化したムダを徹底的に取ることが生産革新推進に不可欠なのです

4-1-3.ステップ3 U字ライン化

U字ライン化

4-1-4.ステップ4 大部屋化(ファミリーライン化)

大部屋化

【ロット生産の問題点】

後工程に1個ずつ流さないで、まとめてロットで流すのが何故悪いかを考えてみます。1個流しと言うと、タクトタイムの関係で、2個取りや4個取りをしているものまで、1個ずつ加工しなければならないかと言うと、そうではありません。
この場合は2個や4個をひとかたまりの1個と考えて流しても良いのです。

1) 何故ロット生産をするのでしょうか。

2) ロット生産の問題点

まとめ

ロット生産は色々な問題点を潜在化させ、改善が停滞するので可能な限り1個流しのライン化を推進する。
あなたの工場の主用部品の流れはステップ1ですか、それとも4ですか。1個流しのラインになっていますか。見直して下さい。

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