2019年7月31日 19:30より、
KOTOBUKI Medicalの株主向け事業説明会が開催されました!
代表取締役の高山 成一郎氏から、改めてFUNDINNO史上最高額を調達した今後の抱負が語られました。
力強い言葉の数々に、じーんときました!
「あれよあれよと出資額が上がっていくと、気持ちが盛り上がりましたが、
ふと冷静になってみると、責任感をどっと感じて、
期待を背負ったからには、期待に応えるんだ!」
「町工場というのは、新規事業をする上でのハンディではない、
町工場がんばれ!という気持ちが、いろんな人の中にあった。
これが中小製造業の力。我々は、まだまだ伸びる!」
「スピードをもって実現していきたい!」
そして現在、人材の採用をはじめ、組織づくりを行なっている最中。
また、アメリカとヨーロッパに特許出願済みとのことでした。
その後、有識者を交えた座談会とディスカッションでは、
VTT(Versatile Traning Tissue)、つまりコンニャクを利用した医療トレーニング用臓器モデルの
可能性について、様々な意見が交わされました。
登壇者:
川平 洋氏
自治医科大学メディカルシミュレーションセンター / センター長・教授
中尾 浩治氏
テルモ株式会社 元代表取締役会長 / 元日本医療機器産業連合会会長
高山 成一郎氏
KOTOBUKI Medical株式会社 代表取締役
動物愛護の観点から、今後ますます臨床の現場では、
動物の臓器を使うことが難しくなっていく。
そして、臓器だと、後片付けも大変。
シリコンなどは電気メスを使うと溶けてしまうので、演習できないが、
コンニャクであればOK。
大学の医学部で、リアリティのある実習ができるのか!と実感してもらい、
予算がつくような仕組みまで今後関与することが必要。
などなど、とても有意義な議論が繰り広げられました。
そして、その後は、実際に電気メスでコンニャク臓器を切らせてもらえたのです!
ジューッと香ばしい匂いが。
その場に参加した全員が、社会的意義がある事業に参画している高揚感を
共有する説明会となりました。
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