特集:JIMTOF 2018

JIMTOF2018 第29回 日本国際工作機械見本市

株式会社東京ビッグサイト

会 期:2018年11月1日(木)ー6日(火)
会 場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)
主 催:一般社団法人日本工作機械工業会/株式会社東京ビッグサイト
テーマ:『未来へつなぐ、技術の大樹』

東京ビッグサイト × JIMTOF

株式会社東京ビッグサイト

今年のJIMTOFは、出展数約1,000社・5,531小間(8月23日現在)。日本最大のモノづくりの祭典として56年の歴史を誇るJIMTOFは、名実ともに日本製造業の技術力を世界に知らしめる展示会だ。

 国内外のトップメーカーが先端技術を携えて集結し、工作機械と関連機器が一堂に会するアジアでも最大級の同展示会は、その規模だけでなく、展示会場で実演される加工機の多さが最大の魅力となっている。

 アジア諸国にも、床面積としては東京ビッグサイトを凌ぐ規模の会場はいくつもある。しかし、工作機械が同時に何台も稼働し、会場内で最高水準の加工を行えるという意味では、現在、JIMTOFの右に出るものはない。「東京ビッグサイトは、その設計段階から、JIMTOFありきで進められて来たと聞いています。だから5t / 平米の荷重に耐えられるようになっています」と、事務局課長の光成直樹氏は語る。

テーマは、6つの「つなぐ」

株式会社東京ビッグサイト

現在我が国では、「モノとモノ」「人と機械」「人と技術」「企業と企業」「人と人」「生産者と消費者」など、国境や世代を超えたさまざまなつながりによって新たな付加価値を生み出していく産業社会「Connected Industries」の実現を目指し、官民連携のもと積極的な施策が展開されている。こうした概念を具現化すべく、今年のJIMTOFは『未来へつなぐ、技術の大樹』をテーマとし、6つの「つなぐ」をキーワードに、さまざまな取り組みを行なう。

①先端技術と来場者をつなぐ
②来場者と出展者をつなぐ
③技術体験と来場者をつなぐ
④日本と世界をつなぐ
⑤学生と未来をつなぐ
⑥快適な空間と人をつなぐ(出展者・来場者にとって居心地のよい会場づくり)

日本メーカーの魅力を海外に発信

株式会社東京ビッグサイト

世界の工作機械市場は、現在、徐々に上位機種のニーズの高りが見られるようになって来ている。しかし、依然として台湾や韓国といった汎用機メーカーの、価格競争力がある工作機械の需要が高いのも事実だ。

 こうした中、日本の工作機械メーカーは、ソフトウエアの強化やICT/IoTを活用したソリューションを搭載するなど、加工技術の高さに加えて、高性能な機能を搭載し、「メイド・イン・ジャパン」の優位性を伝える工夫を凝らしている。

このような流れを受け、日本工作機械工業会が中心となって、アジアを中心とした新興国からの来場者の誘致に力を入れている。これまでの広報努力がみのり、前回2016年には、台湾、韓国、中国大陸からの来場者がそれぞれ2,000名を超えるという結果を生み出した。現在は、ASEANの新興国からの来場者をいかに増やすかという点に工夫を重ねている。

 まず、日本メーカーの工作機械の魅力を知ってもらわなければ、未来は拓けない。それにはまず、こうした展示会で日本の工作機械が最高スペックで動く様子をぜひ体感してもらうことが第一歩となる。理解を確実なものにしてもらうために、JIMTOFでは通訳の体制を整えるなど、日本企業と外国をつなぐ準備を年々拡充させている。

このように実機で実演することが多いJIMTOFは、搬入だけで7日間をかける。「ここまで準備期間をとるのは、日本ではJIMTOFと東京モーターショーくらいだ」と、光成氏は語る。

また、JIMTOFでは、さまざまな体験コーナーやセミナーもあるほか、これからの日本製造業を背負って立つ高専や大学理工学部の学生に対する招致にも力を入れている。

日本の製造業の実力を世界に誇る今年の「JIMTOF」も、産業立国日本の成長を支え、未来を拓くタネが交錯する場となる。

株式会社東京ビッグサイト JIMTOF事務局

所在地

〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1

ハローダイヤル

03-5777-8600 / 050-5541-8600

E-mail

jimtof@tokyo-bigsight.co.jp

URL

URL: http://www.jimtof.org

 

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