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複合加工機INTEGREX jシリーズ拡充 新風。複合加工機は、より身近になる。

2010-05-21

NCnetwork

新風。 複合加工機は、より身近になる。
複合加工機
INTEGREX jシリーズ拡充


ヤマザキマザック株式会社は、45日に発表した、複合加工機インテグレックスの新シリーズINTEGREX j-200(インテグレックス ジェイ)に新たにINTEGREX
j-300
INTEGREX j-400をシリーズに追加し、525日に発表し販売開始します。








INTEGREX j-300INTEGREX j-400は、最も普及している8インチチャックINTEGREX j-200より更に大きなチャックサイズの10インチチャック、12インチチャックを装備し、最大の振りをφ680mm、棒材作業能力はφ102mmまで加工範囲を広げることで、お客様のニーズにお応えできるようにしました。


INTEGREX j シリーズは、以下の様なお客様に向けて開発しました。



CNC旋盤やマシニングを使用されているお客様で、複合加工機に興味があるが、価格や、使いやすさに躊躇されているお客様。









CNC旋盤を使用されているお客様で、工具が多く取り付けられ、斜め加工もでき、Y ストロークが長いなど、使い勝手の良い機械への要望のあるお客様。


複合加工機がさらに一般化し普及するためには、生産性・精度・信頼性を従来以上に高め、機能を抑え、使いやすい機械の開発を進める必要があります。さらに、今回INTEGREX jシリーズは複合加工機を より身近に導入し易くするために価格を抑えました。当社タレット型複合CNC旋盤に比べ僅か25%追加で購入できます。ハイエンドの機能を残しながら仕様の最適化や機能を絞り込み、使いやすさを追求し、さらにプログラムを含めた操作性向上や、作業者の安全性向上・保守性向上など、ヒューマン・マシンインターフェイスを取り込みました。まさに、お客様へ複合加工機をより身近にしたシリーズとして、製造業界に“新風”を巻き起こす機械です。







開発の背景



CNC旋盤やマシニングを使用されているお客様で、複合加工機に興味があるが、価格や、使いやすさに躊躇されているお客様、CNC旋盤を使用されているお客様で、工具が多く取り付けられ、 斜め加工もでき、Y軸ストロークが長いなど、使い勝手の良い機械への要望のあるお客様から、
更に加工範囲を広げて欲しいとのニーズに応え、ハイパフォーマンスな複合加工機をお求め易い価格でINTEGREX
j
シリーズを開発しました。また、世界的に有名なインダストリアルデザイナーの “奥山清行氏(㈱KEN OKUYAMA DESIGN)”との総合的なデザイン開発を行ない、エルゴノミクスデザインの採用による操作性の向上も実現しています。






INTEGREX j-300INTEGREX j-400の特長







コンパクトボディでありながら大きなワークの加工が可能で、生産性・精度・操作性がよく、プログラムが容易、トラブルが少ない機械、人間工学(エルゴノミクス)に基づいたデザインと、納得の価格
設定です。


1.高生産性



1)最大加工径φ500mm、最大加工長629mmの大きなワークが加工可能。



2X 615mmY250mm(±125mm)、Z695mm、刃物台割出し範囲(B軸):220°、 C360°の余裕ある軸ストロークを実現。



3)多様な加工に対応した20本ツールマガジンを標準装備。(オプション36本、72本)





4ATC(オート ツール
チェンジャー)によるツール交換により、タレット型で気になっていた隣接工具における工具干渉を気にすることなく加工が可能です。




2.高速・高精度



1)高速軸送り 送り最高速度(XZ軸):50m/min、送り最高速度(Y軸):40m/minを実現。



2)高速ミル主軸 ミル主軸最高回転数:12,000min-1を実現。





3)インテリジェントサーマルシールド、主軸・ミル主軸チラー冷却により連続加工精度 8μm以下/8℃を可能とした。(* INTEGREX j-200による社内評価基準)




3.複合加工機をより使いやすくした操作性



1)“奥山清行氏(㈱KEN OKUYAMA DESIGN)”との総合的なデザイン開発を行ない、エルゴノミクスデザインの採用による操作性の向上を実現。



2MAZATROL MATRIX NEXUSと数々のインテリジェント機能によりオペレータを支援。



3) NC制御の自走式テールストックにより、位置決め、推力をNC操作で行ない、簡単段取りを実現。



4)干渉条件を減らした機械構造。



5)新開発バリアティーチングにより、干渉回避のための特別な段取りが不要。





6)プログラミング時の、目的メニューへ簡単に辿り着ける新メニュー配列。




4.環境負荷低減



1)消費電力削減。



2)年間油供給・廃棄油量の削減。






マザックが提案する複合加工機



当社は、1983年に複合加工機の一号機の発表以来、複合加工機の開発を積極的に進め、87年には「インテグレックス」を発表し当社の代表的な製品として10,000台の納入実績を誇り、複合 加工機の代名詞と呼ばれるようになりました。 1983年から27年を経た今、複合加工機をより 身近にした革新的なインテグレックスの新シリーズが誕生しました。従来に比べ、さらに使いやすく、導入しやすい、新シリーズとして、皆様のビジネスに最高の投資効果をもたらす複合加工機です。これにより、設備費用の削減、新機械設置スペースの削減、取付具製作費用の削減、人件費削減、高精度化、生産リードタイム削減、省エネなど多くの効果が期待できます。これら、複合加工機によって素材から完成品までの全加工を1台の機械で完結させることを DONE IN ONE”と 名付けています。



INTEGREX jシリーズの登場により、高付加価値で、ハイパフォーマンスを可能にした複合加工機がより身近になりました。


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お問合せ先 : ヤマザキマザック株式会社 マーケティング部広報企画課
TEL:0587-95-1144 www.mazak.jp




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