プラスチックの知恵袋/50音順索引

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  • 規格
    [きかく] [品質]
    標準のうちで、品物またはサービスに直接・間接に関係する技術的事項について定めた取決めをいう。

  • 規格限界
    [きかくげんかい] [品質]
    品質特性について、許容できる限界値を規定するため、規格の中に与えてある限界である。仕様の場合には仕様限界という。規格限界は、1)ユーザの要求に合っていなければならない、2)工程能力に合っていなければならない、3)コストに見合うものでなくてはならない、4)明確に示されなければならない。

  • 規定
    [きてい] [品質]
    業務の内容・手順・手続き・方法に関する事項について定めたもので、業務の標準である。

  • 気泡
    [きほう] [成形]
    プラスチック製品の内部に空気、水、ガスなどが含まれて生じる現象をいう。他に、成形品表面部からの冷却過程で樹脂の収縮により内部気泡が発生することがある。

  • キャビティ
    [きゃびてぃ] [金型]
    射出成形用金型において、成形品に該当する空間部分をいう。また、この空間を形成している雌型(キャビティプレート)をいうこともある。

  • キュア(硬化)
    [きゅあ] [成形]
    熱硬化性プラスチックを熱、触媒、光、放射線などの作用によって架橋させ安定した状態に変えることをいう。成形温度が高すぎたり、時間が長すぎると、成形品に老化が起こることがある。この状態をオーバーキュアといい、キュアが不十分な状態をアンダーキュアという。

  • QS9000
    [きゅうえすきゅうせん] [品質]
    ISO9000がベースになっているこの規格は、品質システムとして最低必要条件を設定し、全産業に適用されている。ただしこの規格は、製品に対する規格ではなく、仕事の進め方(組織、人、仕事の手順)に対する基準です。それに、米国車のBig3(GM、フォード、クライスラー)がBig3特有の要求事項を追加して制定した品質システムの統一基準をQS9000という。

  • QC
    [きゅうしー] [品質]
    「Quality Control」の略。品質管理と同義語。

  • QC監査
    [きゅうしーかんさ] [品質]
    品質管理監査は、QCのシステムや、仕事のやりかたの実施状況の監査で、QC診断と同義語。最近では、監査の言葉のイメージのかたさから「診断」が用いられることが多い。ただし、通常「品質監査」(Quality Audit)は、会計監査と同様、特定の専門機関による品質保証の一貫として行われるものを指す。また、これには、製品の納入先が納入元に対して、あるいは親会社が下請け会社に対して行う、品質保証協定の遂行状況を監査することも含まれる。

  • QC工程図
    [きゅうしーこうていず] [品質]
    工程を管理する際、だれが・いつ・どこで・何を管理したらよいのかを具体的に決め、それを工程の流れに沿って図で示したものをいう。QC工程図は、QC工程表、管理工程図、管理項目一覧表など色々な名称で呼ばれており、それぞれ内容や使い方に多少の相違はあるが、工程管理計画、工程管理標準として用いられる。

  • QCD
    [きゅうしーでぃ] [品質]
    (Quality Cost Delivery) Qは品質、Cはコスト、Dは納期のことであり、企業の第一義的な管理目的を示す略称である。

  • QCDS
    [きゅうしーでぃえす] [品質]
    (Quality Cost Delivery Safety) Qは品質、Cはコスト、Dは納期、Sは安全(ときには販売あるいはサービスを指す)の略であり、企業の管理・改善目的を端的に表現するのに用いられる。

  • QC七つ道具
    [きゅうしーななつどうぐ] [品質]
    問題解決のための手法はいろいろありますが、その中で最もわかりやすく使いやすい七つのQC手法の総称を「QC七つ道具」と呼んでいます。1)パレート図、2)チェックシート、3)特性要因図、4)散布図、5)ヒストグラム、6)グラフ・管理図、7)層別、これらの手法は誰にでも簡単にすぐ使えるように多くの工夫がなされ、使い方がわかりやすく手順化されているので、職場の問題解決には欠くことのできないものになっています。また、これらの手法を使うことによって「事実に基づく管理」や「改善」が着実に進められます。

  • 吸水性(吸湿性)
    [きゅうすいせい] [樹脂]
    成形加工に用いるポリマー、フィラーには水分を吸って成形性や製品の性質に著しく影響するものがある。ナイロンは特に吸水性が高いことで知られ、吸水率が1.5%にも及ぶ。ナイロンでは絶乾時と吸湿時では力学的性質が異なる。また、成形時に水分の影響を受けて分解するポリエステルなどは、成形に先立って乾燥する必要がある。

  • 吸水率
    [きゅうすいりつ] [樹脂]
    物体を一定温度において、一定時間蒸留水に浸漬したときの重量増加分と原重量との比を百分率で表わしたものをいう。

  • 鏡面仕上げ(鏡面研摩)
    [きょうめんしあげ] [金型]
    金型やプラスチックなどの表面を研削、バフ、ラッピング、ホーニング、ポリッシング、超仕上げなどによって、鏡のように平滑に、かつ光沢のある状態に仕上げることをいう。

  • 技能検定(技能士)
    [ぎのうけんてい] [その他]
    技能検定とは、労働省が職業能力開発促進法に基づき実施をしている国家検定です。この技能検定は、現在約130種の職種があり、検定職種ごとに特級・1級・2級・3級及び単一等級に区分し、技能者がもっている技能の程度を一定の基準によって検定します。それぞれ学科試験と実技試験とによって行われます。これを国が公証することにより、技能者の技能が一層みがかれ、社会的・経済的地位の向上を図ることを目的とした国家検定制度です。技能検定に合格した者には、特級・1級・単一等級は労働大臣名の、2級・3級は都道府県知事名の合格証書と技能士章が交付され、職業能力開発促進法に基づいて、それぞれ特級技能士、1級技能士、2級技能士、3級技能士と称することができます。受検手続き、受検資格、受検料などについては、もよりの都道府県にある職業能力開発協会もしくは中央職業能力開発協会の検定課に問合せをするとよい。なお、プラスチック成形関係職種では、射出成形作業および圧縮成形作業についての場合には、全日本プラスチック成形工業連合会を構成する4つの工業協会または工業会ならびに各地区のプラスチック成形工業に関連する団体へ問合せをするとよい。
    --問合せ先:
    --全日本プラスチック製品工業連合会 TEL.03-3567-4005
    --(社)東日本プラスチック成形工業協会 TEL.03-3567-4467
    --(社)神奈川県プラスチック工業会 TEL.045-321-5501
    --(社)中部日本プラスチック成形工業協会 TEL.052-331-6074
    --(社)西日本プラスチック製品工業協会 TEL.06-6531-8791
    インフレーション成形作業についての場合には、日本ポリオレフィンフィルム工業組合へ問合せをするとよい。
    --問合せ先:
    --日本ポリオレフィンフィルム工業組合 TEL.03-3639-8936

  • 銀条(シルバーライン)(シルバーストリーク)
    [ぎんじょう] [成形]
    成形品の表面及び表面近くに樹脂の流れ方向に発生する細い走るような線の束で透明材料で銀白色の線としてよく見られる現象をいう。この原因は材料中の水分、揮発分、材料の分解、異種材料の混入などである。

  • クラック(割れ)
    [くらっく] [成形]
    クレージングによるヒビが更に進んでより大きくなった状態をクラックと呼ぶ。

  • クリープ
    [くりーぷ] [樹脂]
    一定の応力を保った場合、時間とともに変形量が増す現象をいう。樹脂特性のほか、温度などの外部環境に支配される。特に粘弾性体の場合には、この性質が強く、レオロジーモデルとしては機械ばね(弾性)とダッシュポット(粘性)を並列に組み合わせたフォークトモデルによって表すことができる。


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