第6回 インターネットのビジネス利用状況アンケート調査

インターネットを通じての新規取引先「100社以上」が登場。
受注のあった会員のうち売上高「前年度を越す」が5割以上。

 NCネットワークのEMIDAS登録会員(データベース会員)に対してホームページ営業についてのアンケート調査を行い、1322社より回答をいただいた(有効回答1309社)。
(アンケートにご協力いただいた企業一覧はこちら▼▼▼ 別ウィンドウが開きます)

 今回は、回答の選択肢を細分化し、また前回の約4倍にものぼる回答を得られたこともあり、実体をより正確に把握することができた。
 インターネットを利用すること、それ自体はもはや定着したと見られ、数字にほとんど変動はない。が、次の段階ともいえる「受注」に関しては、大きな成果があったことを確認することができた。


調査方法 Web上でのアンケート回答入力
調査対象 EMIDAS登録会員
有効回答数 1309社
調査時期 平成13年8月28日~9月11日(15日間)

 設問1  自社ホームページを持っていますか? (複数回答)

自社HPがある 947件(72.3%)
HPなし 280件(21.4%)

自社ホームページを持つ会員の割合は前回と同程度で、推移は見られない。今回は複数回答として「工場詳細画面がある」を設けた。自社ホームページを持たず、「工場詳細画面がある」と答えた会員は45件だった。


 設問2
   この一年間にホームページ(EMIDAS含む)を通じての
   受注がありましたか?

受注あり 426件(32.5%)  引合のみ 421件(32.2%)
受注、引合ともなし 415件(31.7%)

今回は受注のあり、なしだけではなく、「引合のみ」などさらに細かいケースを加えた。これで見ると、受注もしくは引合のあった会員は64.7%にものぼり、受注獲得手段のひとつとしてインターネットが有効であることをはっきりさせた。


 設問3
   この一年間にホームページ(EMIDAS含む)で受注した
   新規取引先は何社ですか?
   (設問2で「受注あり」の回答者のみへの設問)

1社 151件(35.4%)  2社 88件(20.7%)
3社 58件(13.6%)

1~3社程度が大半を占めた前回に比較すると、それ以上に新規取引先からの受注があった会員の割合が増えており、特に「5社以上」は100件(23.5%)に達している。


 設問4
   この一年間にホームページ(EMIDAS含む)で受注した
   新規取引先への売上額は?
   (設問2で「受注あり」の回答者のみへの設問)

10万円以下 83件(19.5%)
10万円~100万円 180件(42.3%)
100万円~1000万円 140件(32.9%)
1000万円以上 18件(3.5%)

前回の調査に引き続き、今回も受注額1億円以上の企業が登場している。 全体的には「10万円~100万円」と「100万円~1000万円」の取引に回答が集中している。「10万円以下」という回答が58%を占めていた1年前と比べると、平均受注額は確実に高くなっている。


 設問4-a  設問4で回答した受注額は前年度と比べて?
増えた 230件(54.0%)  ほぼ同じ 112件(26.3%)
減った 52件(12.2%)

今回受注額の前年比については、「増えた」という回答が過半数を占める結果 となった。設問2、設問4の結果と合わせると、インターネット利用の売上貢献の高さを示唆するものではないだろうか。


平成13年10月1日