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「パイプマナブ」シリーズ
パイプ曲げや製造、ものづくりにおいての基礎知識を初歩から学んでいこうという記事になります。
今回はvol.35【続・プレス加工の基本】です。
プレス加工、曲げ加工には不良もつきものです、そんな用語を簡単にですがまとめました。
◇関連記事
前回記事『プレス加工の基本』
https://www.nc-net.or.jp/company/98857/product/detail/203803
塑性加工とは
https://www.nc-net.or.jp/company/98857/product/detail/183070
▶▶▶続・プレス加工の基本▶▶▶
【プレスでの不良】
曲げ、絞り、せん断を行う際に機械や素材の調子によって不良品が
できることもあります、それらの名称をチェックしておこう。
これまでの記事にも登場した用語がいくつかあります(ex: しわ、割れ など)
品質を保つためには不良がでないことが一番ですが、そのためにもきちんとどんな現象かを覚えておきましょう。
『バリ』
せん断加工や穴あけ、切断などで発生、切断面の金属の出っ張り
金属加工にはつきものの現象。不良というよりは常に発生するのでバリ取りなどの作業が行われます※パイプマナブvol.8 参照
『割れ』
材料が引っ張られすぎたとき(力をくわえられすぎたときに)にできる、特に曲げ加工や絞り加工で発生する不良です。
パイプ曲げでは曲げの外側で割れる。まんま「割れて」います
『しわ』
割れとは対照に加工部の内側の方で発生する。余計な肉が圧縮され波のように形づいてしまう現象
人の肘を曲げたときに肉がぶみゅん♪となる感覚です。割れとしわは同時に発生することもあります
『かじり』
金型と加工される材料との接触により発生する擦り傷のこと。
金型自体が粗い、またはキズや異物があったり、潤滑油が不十分だったりした場合に発生する。
『反り』
加工中に熱や力を加えられることによって生じる、特に切削では熱が発生しやすいがプレス加工、塑性加工においても発生します。
材料が反り返ってしまった状態で、平らな面に置くと隙間がある
『ひずみ』
反り同じく熱を加えられることにより発生。成形時の引張と圧縮のアンバランスさにより生じる、ねじれ・縮み・伸びなどの変形。
材料の残留応力が原因とされています。
『ダレ』
材料が切断されるときにパンチなどで引っ張られ、滑らかに( 伸びて)なる現象。
見た目でタレてしまう(伸びてしまっている)のでダレと言われる。金型の摩耗などが原因で起こる不良。
『スプリングバック』
塑性( プレス) 加工された材料が元の形に戻ろうとする現象。金型通りに形が作られることはなく90°曲げようとしても87°くらいになるようなイメージ。
多少の戻りを計算し製作することが必要になる。
『ショックライン』
板材が金型の角にあたり加工が始まる→急な引っ張りと曲げが起こる→板厚現象( 伸びてしまう) になり、その部分に線状の痕跡が残る。
リング状についたものが「ショックマーク」といわれることもある。
CHECK☞
加工の仕方や金型の状態によって様々な不良が発生します。
自社でどんな不良がでやすいかをチェックしましょう!
まとめ:
曲げ部分や切断面にはトラブルがつきものですが、何がどのように作用するかを知っていることで最小限に抑えることも可能です。
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会社名 |
平成工業 株式会社 (へいせいこうぎょう) |
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社員数 | 110人 | 担当者 | 田中 利章 |
産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
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