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「パイプマナブ」シリーズ
パイプ曲げや製造、ものづくりにおいての基礎知識を初歩から学んでいこうという記事になります。
今回はvol.36【鍛造ってなに?】です。
切削や鋳造とはまた違った加工方法「鍛造」どんな加工、どんな特徴があるのでしょうか
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塑性加工とは?
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▶▶▶鍛造ってなに?▶▶▶
【鍛造とは】
読み方は「たんぞう」
曲げ加工と同じ「塑性加工」の一つです。
ハンマーや金型などで金属に大きな力を加えて形を成形する加工。
圧力を加えることで強度を高める効果もあります。
JIS の定義
➡鍛造は「工具、金型などを用い、固体材料の一部または全体を圧縮または打撃することによって、成形および鍛錬を行なうこと」
刀鍛冶のようなイメージをすると鍛造の全体像がつかみやすいかもしれません。
※主に工具(スパナ、ペンチなど)生活用品(包丁やフォークなど) から指輪、ジェットエンジン部品、電車のギアなどが作られます。
▶特徴
圧縮・打撃などによって大きな力を加えることで高い強度と靭性を持つ、耐久性のある製品を作成でき
製品の形状に合った鍛流線(メタルフロー)が得られる
◎ メリット
耐久性が高くなる / 薄い加工も可能
内部の欠陥が少ない / 歩留まりが良い
× デメリット
成形に時間がかかる / 複雑な形状に向かない / 大量生産向きではない
【温度による分類】
温度により鍛造の性質が変わってきます、基本的には4つに分かれています。
冷間とは冷やすわけではなく常温での加工です。
『熱間鍛造』
素材の変形抵抗を減少させるため金属が再結晶する温度(約1200 度程度)に一度熱してから行う鍛造法
複雑な形状であっても強度を確保しやすい
『温間鍛造』
300 ~ 850℃程度で行われる鍛造。熱間よりも精度が高く、冷間よりも加工がしやすい鍛造法。
またスケールが付着しにくく、後処理を省くことができる
※スケール:酸化皮膜の一種で、熱処理の際に生じる黒い化合物
『冷間鍛造』
常温で行う鍛造。金属が硬い状態のまま加工を行う、精度に優れるが
非常に高い圧力が必要になる。
『溶湯鍛造』
鋳造と鍛造の中間的な加工。アルミなどを半凝固状態で圧力をかけ成形する
半溶融鍛造とも言います。
【加工の分類】
鍛造で金属を叩く方法は様々あります、基本は「自由鍛造」「型鍛造」ですが
型鍛造には多くの種類があります
『自由鍛造』
型(金型)を用いず、ハンマーと台で叩きながら自由に材料を成型する加工
手作業が多かったが最近では機械ハンマーを使用する事が多い
『型鍛造』
ダイスと呼ばれる金型で型打ちをしていく鍛造法、形が決まっているため
大量生産向きの加工になります。種類も多くある
CHECK☞
型鍛造には「密閉鍛造」「半密閉鍛造」「 閉塞鍛造」「中空鍛造」などがあります
また鍛造自体大量生産も可能ですがプレス加工に比べると生産能力は劣る。
自由鍛造はまさに「職人」というイメージですね
まとめ:
上記でも触れましたがパっと聞いて思い浮かぶのは刀鍛冶。
鍛造自体、昔からモノ作りの現場にあった加工の一つでもあります
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日本 愛知県 刈谷市 |
電話番号 | 0566-21-1961 | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 110人 | 担当者 | 田中 利章 |
産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
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